627: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/06(金) 17:06:15.90 ID:djK6Kzqg0
姫乃さんは果林さんの言葉を聞き、何か言いたそうにしていたけど……結局口を噤んだ。
果林さんが負けを認め……戦いは終わった。
そして、ちょうどそこに──
「──侑せんぱ〜い!! 歩夢せんぱ〜い!! リナ子〜!!」
声が聞こえてくる。
この声は──
侑・歩夢「「かすみちゃん!」」
リナ『かすみちゃん!』 || > ◡ < ||
かすみ「侑先輩!! 歩夢先輩!! リナ子!!」
声の方に振り向くと同時に、かすみちゃんが抱き着いてくる。
かすみ「お二人とも、ボロボロじゃないですか……でも、無事でよかったです……」
侑「あはは……そう言うかすみちゃんも、ボロボロだよ」
まさに全員死闘を終えたという様相になっていた。
しずく「本当に……みんな無事で、よかったです……」
そして、ゆっくりと追い付いて来るしずくちゃんを見て、歩夢が、
歩夢「しずくちゃん……!」
しずく「わわっ……?」
しずくちゃんに抱き着く。
歩夢「ありがとう……しずくちゃんのお陰で……私の大切なもの……全部、全部失くさずに済んだよ……」
しずく「ふふ……お力になれたのなら……何よりです……」
侑「それにしても……あれが全部演技だったなんて……」
しずく「敵を騙すにはまず味方から……ですよ♪」
侑「あはは……ホントに騙されたよ……」
かすみ「……そういえば、それについてなんだけどさ」
私に抱き着いていたかすみちゃんが、不満そうな顔をしながら口を開く。
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