侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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603: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/04(水) 13:24:59.76 ID:2N444K9g0

侑「ライボルトッ!!! とにかく逃げてッ!!!」

 「ライボォッ!!!!」
歩夢「っ……!!」

 「フェロッ!!!!」


駆けるライボルト、追うフェローチェ。


侑「く……っ」


私は果林さんのもとへと走る。


侑「イーブイ!! “びりびりエレキ”!!」
 「ブーーーィィッ!!!」


イーブイの“びりびりエレキ”を果林さんのすぐ真横に落とす。


果林「きゃぁっ!!?」

侑「果林さんッ!! フェローチェに止まるように指示して!!」

果林「お、お断りよ……ッ!!」

侑「っ……! イーブイ!! “びりび──」


いったん気絶させようと、イーブイに指示を出そうとした、そのときだった。

度重なる防御で──ライボルトもいい加減疲労が限界だったんだろう、


 「フェロッ!!!」

 「ライボッ!!!?」
歩夢「きゃっ!!?」


フェローチェの“ローキック”がライボルトの脚に引っ掛かり──ライボルトがバランスを崩す。

それと同時に──猛スピードで走るライボルトの背に乗っていた歩夢が、放り出された。


侑「歩夢ッ!!?」


歩夢が放り出された瞬間。


 「マホイッ!!!!」


歩夢の胸元にいたマホイップが“サイコキネシス”で飛んでいく勢いを軽減するが──それでも、ニャスパーのような強力なサイコパワーですら止めきれなかった勢いは殺しきれず、


 「マホイッ…!!!」


マホイップは自身の体を下敷きにするように、“とける”で歩夢のクッションになろうとする。

──ベシャッ、ベシャッと音を立て、クリームをまき散らしながら、歩夢が地面を転がる。


侑「歩夢−−−−ッ!!!」
 「イブィーーーッ!!!!」

リナ『歩夢さんっ!!』 || > _ <𝅝||


私は歩夢のもとへと走り出す。


歩夢「……っ゛……あ、ぐ、ぅ……っ……」
 「マ、マホィ…」

歩夢「……あ、はは……クリームまみれ……だ……。……けど……お陰で、たすかった……よ……マホイ……ップ……」
 「マホ…」



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