602: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/04(水) 13:24:02.72 ID:2N444K9g0
フェローチェが歩夢の背後に回り、後頭部を蹴ろうとし、
「ライボッ!!!」
歩夢「きゃっ!?」
「フェロッ!!!!」
そして今度は側頭部、
「ライボッ!!!!」
歩夢「……っ!!」
「フェロッ!!!!」
また正面から、
「ライボッ!!!!」
歩夢「……っ!!」
連続攻撃を、ライボルトがギリギリで防ぐ。
果林「私が負けたら……!! 私の世界の人たちはッ!! みんな死んじゃうのよッ!!」
「フェロッ!!!!」
「ライボッ!!!!」
歩夢「っ……!! ゆ、侑ちゃん……っ」
フェローチェが歩夢へ連続攻撃を始める。
どうにか、ライボルトが防ぐ中、
侑「ライボルト!! “でんげきは”!!」
「ライボォッ!!!!」
「フェロッ!!!? …ローチェッ!!!」
あまりに捨て身な連続攻撃だったため、ここで初めてこっちの攻撃がフェローチェにヒットする。
ただ、攻撃は当たったが──フェローチェの攻撃が止まらない。
侑「ライボルトッ!! 歩夢を連れて逃げて!!」
「ライボッ!!!」
歩夢「きゃっ!?」
ライボルトが歩夢の襟後を咥え、無理やり背中に乗せて走り出す。
でも──
「フェロッ!!!」
フェローチェは執拗に歩夢を狙う。
果林「そう、歩夢がいれば、歩夢の身体があれば、世界が救える、救えるの……ッ」
侑「果林さんッ!! 歩夢が死んじゃったら、歩夢の能力も使えなくなるんじゃないのッ!!?」
果林「うるさいッ!!! 少しでも息があればいいのよ……ッ!!!」
追いつめられて、果林さんは正常な判断力を失っているのが、私の目から見てもわかった。
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