576: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/03(火) 12:58:48.24 ID:Sh64zN700
──そっか……。……シップごと……墜落したんだもの。
記憶がなくなっているくらいのことはあっても、なんらおかしくない。
だけど……。
このとき私は、思ってしまった。
──噫、私は……彼方にとって、忘れられる存在だったんだ、と。
忘れても……大丈夫な存在だったんだと……。
思ってしまった。
果林「……ふふ。……そっか」
そのとき──私の心の中で、大切にしまっていた何かが……壊れてしまった気がした。
このときを最後に、私はもう……本当に自分で自分を止めることが……出来なくなってしまった気がした。
──
────
──────
────────
私には……もう味方なんて、いらない……。
私はただ……自分の大切なものを守るために……選ぶだけ。
ただ、そのために……戦うことを選んだから。
果林「全部……壊してあげる……」
私は眼下の侑と歩夢を、自分の邪魔をする全てのものを……排除する。
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