577: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/03(火) 13:00:32.66 ID:Sh64zN700
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彼方「……彼方ちゃんが覚えてるのは……シップが撃墜された、その瞬間まで……。……その後、コメコに“Fall”として落ちてきて……エマちゃんに助けてもらった後はエマちゃんも知ってるとおりかな」
エマ「……そっか」
彼方「聞いてみて……どう……思った? ……きっとね……果林ちゃんをあそこまで極端にさせちゃった原因は……わたしにあると思うんだ」
遥「お姉ちゃん……」
彼方ちゃんはそう言って声を沈ませるけど……。
エマ「……違うよ」
わたしはそうは思わなかった。
エマ「彼方ちゃんの優しさも……果林ちゃんの優しさも……どっちも間違ってなんかないよ。お互いの優しさが……ボタンの掛け違いみたいになっちゃっただけ……」
彼方「エマちゃん……」
エマ「今でもきっと……果林ちゃんの心のどこかに、彼方ちゃんと仲直りしたいって気持ち……きっとあると思う。前みたいに、家族に戻りたいって気持ち、あると思う」
彼方「……うん」
エマ「優しさがすれ違ったままなんて……悲しすぎるよ……。でも……果林ちゃんはもう自分の力じゃ止まれない……だから、誰かが止めてあげないと……」
大切な家族同士が……こんな形で争うなんて、悲しすぎるから。
エマ「だから、行こう……! 果林ちゃんを止めに……!」
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