563: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/03(火) 12:42:33.94 ID:Sh64zN700
果林「愛……」
彼方「文献って?」
璃奈「2匹目のコスモッグを見つけた世界で、石板があったの覚えてる?」
果林「あったような……なかったような……」
愛「まあ、あったんだけどさ。その石板にあった碑文をりなりーが言語解析プログラムにずっと掛けてたんだけど……それの結果が出たらしくってね」
果林「それが太陽と月だったの?」
愛「コスモッグは成長すると、太陽の化身もしくは月の化身へと姿を変えるんだってさ」
璃奈「日輪と月輪が交差する場所で、交差する時に、人の心に触れ、太陽の化身もしくは月の化身に姿を変えるって記されてた」
彼方「あーだからか〜……太陽と月をそれぞれ授けるぞ〜ってことだね〜」
璃奈「そんな感じ。強いトレーナーの傍に居れば、いつか覚醒して私たちの力になってくれるだろうって考えてるみたい」
まあ……自分で言っておいてなんだけど……正直命名の理由には言うほど興味はない。興味があるのは……──私が任命された“MOON”じゃない方。
果林「……“SUN”は貴方よね、愛」
愛「……まーね」
果林「上の人と揉めてるの……?」
愛「……」
愛は気まずそうに頭を掻く。
……恐らく、私の予想はそこまで大きく外していないのだろう。
愛「……大丈夫、ちゃんとチャンスは貰ったから」
果林「チャンス……?」
愛「世界……ちゃんと救える理論、見つけてみせるからさ」
璃奈「……私たち頑張る! 璃奈ちゃんボード「ファイト、オー!」」 || > ◡ < ||
愛は“SUN”の称号を得て、璃奈ちゃんと何かをしようとしていることはわかった。
ただ──これが……最悪の結果を招くことになる……。
👠 👠 👠
果林「──愛……!!」
愛「ん? カリン、どしたん?」
果林「どしたんじゃないわよ!! 璃奈ちゃんと二人でウルトラスペースの調査に行くってどういうこと!?」
愛「うぇー……情報筒抜けじゃん。独立した権限があるなんて嘘っぱちだねぇ……」
果林「行くなら私たちも連れていって……!」
ウルトラスペースは危険な場所だ。
いくら愛の腕が立つと言っても、たった二人で行くのは危険すぎる。
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