538: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/03(火) 01:02:18.75 ID:Sh64zN700
ラグラージがリーシャンに向かって、滝すら登れるような、ものすごいスピードで飛び出す。
が、
愛「じゃ、こういうのはどう?」
愛はそう言いながら、リーシャンを胸に抱え込み──自らラグラージに向かって走り込んでくる。
そして、そのまま──スライディングをするように、突撃してくるラグラージの足元を潜り込んで、
愛「“ハイパーボイス”!」
「リシャァァァーーーーンッ!!!!!!」
「ラグッ…!!!?」
ラグラージの真下から、真上に指向性を向けた“ハイパーボイス”によって、ラグラージの体が宙を浮く。
果南「なっ……!?」
そして、滑り抜けた愛の手には、
「──ルリッ!!!」
果南「ルリリ……!?」
愛「“たたきつける”!!」
「ルリッ!!!」
愛はルリリの胴体を右手で掴み、自身の腕を横薙ぎに振りながら──その勢いをプラスしたルリリの尻尾が果南の脇腹辺りに飛んでいく。
果南「がっ……!?」
果南は咄嗟に腕でガードしたけど──その勢いに負けて吹っ飛ばされた。
鞠莉「果南っ!?」
ダイヤ「果南さんっ!?」
愛「……ダメだよ、これはただのバトルじゃなくて、戦争なんだからさ〜」
愛がそう言い放つのと同時に、
「ラグゥッ…!!!?」
先ほど真上に飛ばされたラグラージが、落下してくる。
果南「ぐっ……! ぅ……っ……」
愛「って、マジ!? あれ直撃したのに、すぐ立つんだ!」
果南「鍛えてるからね……」
果南が腕を押さえながら立ち上がると同時に、
「ラァァァァグッ!!!!」
ラグラージが大きな腕を振りかぶって、愛に飛び掛かる。が、
愛「“ねんりき”」
「リシャンッ!!」
その拳との間に飛び出したリーシャンが──また力場でラグラージの拳を弾く。
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