侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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526: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/02(月) 13:56:37.00 ID:VUrl28Mg0

せつ菜「ぐぅぅぅぅっ……!!?」
 「ワォンッ…!!!」

千歌「ぐぅぅぅぅぅっ……!!」
 「バクフーンッ…!!!」


お互いが爆風で吹き飛ばされる。


せつ菜「……ぐ、ぅぅぅ……ッ……!!! まだ……まだ、です……ッ……!!!」
 「ワォォォンッ…!!!!」


燃えるような熱さの中、立ち上がると──


千歌「はぁ……はぁ……ッ……!!」
 「バク、フーーーンッ…!!!!」


千歌さんも立ち上がっていた。

お互いの体力はもう限界。

恐らく次がお互い最後の技になるだろう。

だから、私は──


せつ菜「千歌さんッ!!!!」

千歌「……!?」

せつ菜「Z技を……使ってくださいッ!!!!」

千歌「……!!!」

せつ菜「あの技を超えないと──私は胸を張って、貴方に勝ったと言えないからッ!!!!」


最後だからこそ、手加減なしの全てとぶつかり合いたかった。

『特別』だとかそうじゃないとか、もうそんなことはどうでもよくて。

今はただ──全力の千歌さんとぶつかり合いたかった。


千歌「うんっ!! バクフーーーーンッ!!!! 行くよっ!!!!! 全力のZ技っ!!!!!」
 「バクフーーーーーーンッ!!!!!!!」


千歌さんの腕についたZリングが──燃えるような赤色の光を灯す。

そこから、エネルギーがバクフーンへと流れ込み──


 「バクフーーーーーーンッ!!!!!!!!!」


バクフーンから抑えきれないほどの炎熱のエネルギーを感じた。


千歌「行くよッ!!!!! せつ菜ちゃんッ!!!!!」

せつ菜「はいッ!!!!! 千歌さんッ!!!! 私は、今日、ここでッ!!!!! 貴方を超えますッ!!!!!!」
 「ワォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

千歌「“ダイナミックフルフレイム”ッ!!!!!!!」
 「バクフーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!」


バクフーンから──視界一杯を覆いつくすような業炎が──放たれた。






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