515: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/02(月) 13:48:12.97 ID:VUrl28Mg0
ムクホークが掴んで、そのまま地面に急降下を始める。
千歌「“ブレイブバード”!!」
「ピィィィィィッ!!!!!」
そのまま一直線に──エアームドごと地面に墜落し、その衝撃で地面にヒビが入る。
千歌「エアームドが硬くても、こっちのパワーの方が上だったね!」
千歌さんが胸を張って自慢げに言ってくるが、
せつ菜「……あはは、千歌さん。忘れていませんか?」
千歌「……え?」
せつ菜「私のエアームドの特性──“くだけるよろい”ですよ」
「ムドーーッ!!!!」
千歌「わ、忘れてた!?」
直後、鎧を脱ぎ去って加速したエアームドが、ムクホークの足元から飛び出し──
せつ菜「“はがねのつばさ”!!」
「ムドーーーッ!!!!」
「ピィィィィッ!!!?」
ムクホークの脳天に叩きこむ。
「ピィィッ…!!!」
脳震盪を起こしてふらつく、ムクホークに向かって、
せつ菜「“ガードスワップ”!!」
「ムドーーーッ!!!」
“くだけるよろい”で下がった自身の防御力を──ムクホークに移す。
“ガードスワップ”はお互いの防御の能力変化を入れ替える技だ。
せつ菜「エアームド──」
私がエアームドに次の指示を出そうとした瞬間、千歌さんも迎撃態勢に移る。
せつ菜「“てっぺき”!!」
千歌「させな──“てっぺき”!?」
「ワォンッ!!!!」
だが、千歌さんはムクホークへの追撃を予想していたのか、エアームドが防御を固めてきたことに面食らって驚きの声をあげる。
それと同時に、飛び込んできたルガルガンの爪を──ギィンッ!! と音立てながら、エアームドの鎧が弾き返す。
“くだけるよろい”で下がった防御は“ガードスワップ”でフォローし、さらに再び“てっぺき”で硬質化させた鎧で、ルガルガンの爪を弾く。
──そもそも、ここで千歌さんが自由に攻撃をさせてくれるはずがない。
だから、私の選択肢は最初から……防御一択。
それに──
千歌「い、今のうちにムクホーク!! 逃げ──」
もうすでに、ムクホークへの攻撃は完了している……!
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