511: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/02(月) 13:45:11.07 ID:VUrl28Mg0
せつ菜「……“どくどく”……!」
すぐに思い至った。ひっそりと刺した尻尾から“どくどく”を注入されて、“もうどく”状態にさせられていたというわけだ。
私は言われたとおり、ドサイドンをボールに戻す。
せつ菜「……やるじゃないですか」
千歌「せつ菜ちゃんこそ!!」
スターミーが再び“ほごしょく”で姿を消す中、お互いが次のポケモンのボールをフィールドに放つ──
👑 👑 👑
安全圏に避難してきたかすみんたちは、千歌先輩とせつ菜先輩のバトルを見て言葉を失っていました。
かすみ「……一つ一つの判断が早過ぎます……」
しずく「……これが……最強クラスの人たちの戦い……」
かすみん……自分が強くなった自覚はありますけど……このレベルのバトルはまだ出来る気がしません……。
かすみ「……というか、せつ菜先輩……ウルトラビーストで戦ってたときより、強くない……?」
「──そういうことなのよ、要は」
かすみ「え?」
声がして振り返ると──
善子「……千歌がここに来た理由は、きっとそういうことなのよ」
しずく「ヨハネ博士……!」
ヨハ子博士はかすみんたちに近付いてきて──ギューッと抱きしめてきた。
善子「二人とも……無事でよかったわ……」
かすみ「よ、ヨハ子博士……」
しずく「ヨハネ博士……ご心配をお掛けしました……」
善子「無事ならいいわ」
ヨハ子博士はそう言いながら、かすみんたちの頭を撫でる。
かすみ「あ、あのあの……それでそういうことって……どういうことですか……?」
善子「……見てればわかるわ」
しずく「見てれば……わかる……?」
ヨハ子博士はそれ以上多くは語らなかった。……見てればわかるって、どういうことだろう……?
善子「頼んだわよ……千歌」
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20