侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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489: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/01(日) 12:10:35.73 ID:w+jDVHjQ0

しずく「ツンベアー!! “しおみず”!!」
 「──ベァァ!!!」


再びボールから繰り出されたツンベアーが、炎に向かって口から“しおみず”を発射するが──ジュゥゥゥッ! と音を立てながら、どんどん蒸発していく。


せつ菜「そんな威力で受けきれると思ってるんですか!!」

しずく「く……っ!!」


確かにみずタイプじゃないツンベアーだと消火が追い付かない。でも、少しでも炎の勢いを殺してくれれば十分……!


かすみ「行くよ、サニゴーン!! “ミラーコート”!!」
 「──ニゴーーーンッ!!!」


ツンベアーの目の前にサニゴーンの繰り出し──“ミラーコート”で反射する。


かすみ「自分の炎で燃えやがれです〜!」


反射された“かえんほうしゃ”がせつ菜先輩たちに迫りますが──


せつ菜「“だいもんじ”!!」
 「ガドーーーンッ!!!!」


その炎をズガドーンが“だいもんじ”で相殺する。


かすみ「う、嘘!?」

しずく「……! 反射の可能性を考えて、あえて1段階弱い技を選んでたんだ……!」

かすみ「どんだけ先読みしてるんですか……!」

せつ菜「リスクをケアして攻撃するのは、当たり前のことですよ……」

かすみ「な、なら……!!」
 「ニゴーーーーンッ!!!!」


周囲の岩石がふわりと浮かび上がる。


かすみ「いっけぇーー!! “ポルターガイスト”!!」
 「ニゴーーーンッ!!!!」


大きな岩石たちが、せつ菜先輩を襲いますが──


せつ菜「“かみなりパンチ”!! “ほのおのパンチ”!!」
 「──ジジジ」「ガドーーーンッ」


大きな岩石さえも、雷撃と業炎を纏った拳がやすやすと割り砕いていく。


かすみ「こ、攻撃が通らない……っ」

しずく「ツンベアー!! “つららおとし”!!」
 「ベアァァァ!!!!」


しず子が間髪入れずにサニゴーンの目の前に巨大なつららを落として氷の壁を作る。


せつ菜「“マジカルフレイム”!!」
 「ガドーーーンッ!!!!!」


分厚い氷の壁が炎を防ぐと思いきや、ものすごい勢いで溶け始める。



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