482: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/01(日) 03:22:29.24 ID:w+jDVHjQ0
果林の目的は理解出来る。オトノキ地方内の戦力を削れば、ウルトラビーストを撃退することもままならなくなるからだ。
だが……愛の目的が理解出来ない。
先のとおり、彼女がエンジニアとして、私たちの追跡をその時点で想定して、対策を打っておいたということも考えられなくはないですが……。
だとしたら、果林に隠す理由はなんでしょう……?
海未「まだ……私たちがわかっていないことがある……?」
リナや彼方のような、かつて組織に所属していた人間にも、知られていない何かが……?
聖良「私が彼女たちについて知っているのは……これくらいですね」
海未「そうですか……。……ありがとうございます」
そう言って私は席を立つ。
理亞「あ、あの……海未さん……! ねえさまは……これから、ねえさまはどうなるの……?」
海未「……事態が落ち着いたら、グレイブ団事変について、改めて事情聴取をすることになると思います」
理亞「そうしたら……ねえさまは……」
聖良「罪を償うことになるんでしょうね」
海未「……貴方が素直に罪を認めるなら、そうなるでしょう」
理亞「……ねえさま」
聖良「いいのよ、理亞。……私が犯した罪は事実ですから」
理亞「……」
聖良「私が寝ている間に……貴方はジムリーダーとして、多くの人に囲まれるようになっていた……。貴方が笑ってくれているなら……私はそれで満足です」
理亞「……ねえさま……」
海未「……とりあえず、後日また来ます。そのときに改めてお話ししましょう」
聖良「はい」
私は、そう残して──聖良の病室を後にした。
……それにしても……愛はディアルガ、パルキア、ギラティナを手に入れて……何をする気だったんでしょうか……?
………………
…………
……
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