480: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/01(日) 03:20:43.20 ID:w+jDVHjQ0
穂乃果「もう行っちゃうの?」
海未「ええ。本当に用件を伝えに来ただけなので」
穂乃果「なら、ポケギアに連絡入れてくれればいいのに……」
海未「普段滅多に出ない癖によく言いますね」
穂乃果「う……それは、ごめん……」
海未「……ふふ、冗談ですよ。……たまたまスケジュールに微妙な隙間があったので、パトロールがてらに幼馴染の顔を見に来ようと思っただけです。……居る場所がわかること自体が珍しいんですから、貴方は」
穂乃果「そっか」
海未「ええ。……穂乃果」
穂乃果「なに?」
海未「今回の騒動……片付いたら、久しぶりにことりと3人で……ご飯でも食べに行きましょう」
穂乃果「いいね、行きたい!」
海未「言質……取りましたからね。放り出したら承知しませんよ」
穂乃果「はーい」
海未「……では」
海未ちゃんは今度こそ、飛び去っていった。
穂乃果「…………」
私は傍らにある音ノ木に目を向ける。
穂乃果「……今回は……見逃してくれるってことなのかな……?」
私は未だ何の音沙汰もない龍神様に向かって、一人呟くのだった……。
🏹 🏹 🏹
──ローズシティ。ニシキノ総合病院。特別治療室。
真姫「こっちよ」
海未「ありがとうございます」
真姫に病室まで案内をしてもらう。
真姫「それじゃ私は、もう行くわね……」
海未「はい。忙しい中、ありがとうございます」
真姫「ん」
私を案内し終わると、真姫はすぐにその場を後にする。
彼女にはこの後やることがありますからね。
病室に入ると、
理亞「……海未さん」
海未「理亞、こんにちは」
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