472: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 12:31:36.24 ID:8UVAxvmj0
侑「歩夢……っ……」
歩夢「──……侑ちゃん……絶対助けに来てくれるって……信じてたよ……」
侑「うん……っ……」
「ブイィ…」
リナ『歩夢さん……本当に歩夢さんだよね……』 || > _ <𝅝||
歩夢「えへへ……イーブイとリナちゃんも……」
「ブイィ♪」
リナ『うん♪』 || > ◡ <𝅝||
侑「歩夢……っ……もう……絶対、離さないから……っ」
歩夢「……うん……ずっと……離さないで……」
私は、世界一大切な幼馴染をぎゅっと……ぎゅっと……力強く抱きしめた。
💧 💧 💧
かすみ「え……なに……どういうこと……?」
かすみさんがぽかんとしている。
そして、
果林「なにが……起こってるの……?」
バリコオルが展開した透明な壁の向こうで、果林さんが目を見開いて驚いていた。
私はそんな果林さんに向かって、
しずく「──そもそも、どうしてウツロイドは例外だと思ったんですか」
声を張り上げながらそう言葉をぶつける。
果林「え……」
しずく「歩夢さんにポケモンを手懐ける──いえ……ポケモンと仲良くなる歩夢さんの才能が、どうしてウツロイドには例外的に効かないと思ったんですか?」
果林「……ま、さか……しずくちゃん……貴方……!!?」
しずく「果林さん……私にこう言ってくれたじゃないですか。『舞台に立つときは、自分が今何を求められていて、今の自分に必要な役割を考えて……その上で出せる最高の自分を演じてみるといい。役割を理解していれば自ずとチャンスは巡ってくる。』って。だから……私は私の舞台で、私の役割を理解して──演じました。そして、チャンスは巡ってきました」
果林「……!? じゃあ、フェローチェの毒に侵されていたのも……!?」
しずく「ええ。私は貴方たちに付いていったあのときから……──フェローチェになんてこれっぽちも興味ありませんでしたよ♡ 私の狂人演技、どうでしたか? まんまと騙されてくれましたよね♡」
果林「……………………やって、くれるじゃない……」
「コーーーンッ!!!!!」
怒りに任せてキュウコンが炎が飛んできますが──“ひかりのかべ”に防がれて霧散する。
しずく「このときのためだけに、ひたすら“リフレクター”と“ひかりのかべ”の練習をしていたんです。破らせませんよ……!」
果林「く……!」
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20