47: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:18:45.17 ID:Lud+ZHkk0
果林「……」
歩夢「もう……もう、やめてください……っ……!! これ以上、侑ちゃんたちに、酷いことしないで……っ……!! か、果林さんに……付いていきます……だから、もう、酷いこと……しないで……っ……」
侑「あゆ、む……?」
果林「貴方たち、歩夢のお陰で命拾いしたわね」
そう言うと、歩夢の周囲にあった“ほのおのうず”が掻き消える。
果林「さぁ、行きましょう。歩夢」
歩夢「……はい……っ……」
「シャーーーーッ!!!!!」
歩夢「サスケ……大人しくしてて……」
「シャ、シャボ…」
愛「ん、話付いたみたいだね」
直後、愛ちゃんの背後に──さっきせつ菜ちゃんが消えていった空間の穴のようなものが出現する。
歩夢は果林さんと一緒にそこに向かって歩いていく。
ダメだ──
侑「歩夢……行っちゃ……ダメだ……!」
私は、力を振り絞って、立ち上がった、けど、
歩夢「侑ちゃん……来ないで……」
侑「……!!」
歩夢の言葉に私の身体が固まる。
歩夢「ごめんね……」
侑「あゆ……む……」
私は、へなへなとその場にへたり込む。
果林「さぁ、歩夢この穴に──」
「──待ってください!!」
突然、通る声が響く。それは、
しずく「…………」
しずくちゃんだった。下で待っていたはずのしずくちゃんが、ここまで登って来ていた。
かすみ「しず……子……?」
しずくちゃんは、ツカツカと果林さんたちの方へ歩いていき、
しずく「…………私も、連れて行ってくださいませんか……♡」
信じられないことを口にした。
かすみ「しず……子……!?」
侑「え……」
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