449: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 01:14:36.80 ID:8UVAxvmj0
しいたけをボールに戻す。
恐らくしいたけは私を庇って、死角からのマッシブーンの攻撃を受け止めようとしてくれたんだ。
しいたけが守ってくれなかったら、私の身体はマッシブーンのタックルによって、今頃バラバラになっていた……。
タックルだけでも大ダメージを受けていたはずなのに、落下の衝撃からも守ってくれたんだ……。
──でも、一難去ってまた一難。
「────」
千歌「テッカグヤ……!」
目の前で、テッカグヤがバーナーをこちらに向けていた。
「バクフーーーッ!!!!」
「────」
吹っ飛ばされた私に駆け寄りながら、バクフーンが“もえつきる”でテッカグヤを焼き払う。
「ゼルッ!!」「ワォンッ!!!」「バクフーーーッ!!!」
フローゼルが、ルガルガンが、バクフーンが、私を守るように周囲を固めるけど──
「ッシブーーンッ!!!」「──ジェルルップ…」「────」「フェロ…」
マッシブーンに、ウツロイド、カミツルギ、フェローチェ……いや、それだけじゃない。
さっきとは別固体のデンジュモクやズガドーン、テッカグヤがこっちに近付いてくるのが見えるし……戦う意思があるのかはともかく、ツンデツンデも遠方に確認出来る。
さらに──
「──ドカグィィィィィ!!!!」
アクジキングの鳴き声まで聞こえてくる。
手持ちは残り3匹……。みんな体力は限界ギリギリ。しかも、バクフーンは炎が燃え尽きてしまっている。
この戦力差は……もう……無理だ……。
千歌「……はぁ……はぁ……」
私は息が切れて、膝をついてしまう。
そこに向かって──
「シブーーーンッ!!!!」「フェロッ!!!」「──ジェルルップ…」
ウルトラビーストたちが一斉に飛び掛かってくる。
千歌「くっそぉぉぉぉぉ……!!」
諦めかけた──次の瞬間、
「──“ハードプラント”!!!」
「──ガニュゥムッ!!!!!」
響く声と共に──
「マッシブッ!!!?」「フェロッ…!!!?」「──ジェルルップ…」
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