450: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 01:15:14.32 ID:8UVAxvmj0
急に地面から生えてきた大樹が、ウルトラビーストたちを巻き込みながら、一気に成長していく。
大樹は私たちを守るよう壁のように、周囲を取り囲んでいく。
千歌「……この、技……!」
この技を使える人を……私は一人しか知らない。
上を見上げると──
梨子「──千歌ちゃぁぁぁぁんっ!!」
千歌「梨子ちゃんっ!!」
ピジョットに乗った梨子ちゃんが、上空から一直線に舞い降りてくるところだった。
それと同時に──
「ガニュゥムッ!!!!」
メガニウムが私の近くに着地する。
千歌「メガニウム……! ありがとう……!」
「ガニュゥムッ♪」
メガニウムの“ハードプラント”によって、救われた。
梨子「千歌ちゃん、無事……!?」
千歌「お陰様で間一髪……!」
プラントたちの防壁の中に降り立った梨子ちゃんが駆け寄ってくる。
が、
「ガドーンッ!!!」
ズガドーンの鳴き声と共に──樹木の壁のすぐ外で爆発音が響く。
梨子「きゃ……っ!?」
千歌「……っ……!」
──“ビックリヘッド”が炸裂した。
強烈な爆発と爆炎によって、樹木の壁が一瞬で焼け崩れる。
「──はーーい!! 消火しちゃうよーー!! “ハイドロポンプ”!!」
「──ガメェェェェッ!!!!!!」
千歌「……!」
けど、炎はすぐに上から降ってきた大量の水によって消火される。
上を見上げると──カメックスが首と手足を引っ込めたまま、ランチャーだけを外に出し、水流の逆噴射で空を飛びながら、大量の水で消火を行っていた。
千歌「曜ちゃぁーーーん……っ!!」
曜「助けに来たよ!! 千歌ちゃん!!」
そして、曜ちゃんがヨルノズクから飛び降りて、私に駆け寄り抱き着いてくる。
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