侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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447: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 01:13:24.01 ID:8UVAxvmj0

ムクホークが私の肩を掴んで飛び立つ。


千歌「ムクホーク!! 高度上げてっ!!」
 「ピィィィッ!!!」


状況確認もまだ出来ていないけど、確実にウルトラビーストたちのど真ん中に放り出された。

狙い撃ちにされる前に上空に逃げようとしたが、


 「ピッ…!!!?」


ムクホークが急に掴んでいた私の肩を離す。


千歌「へっ!?」


急に浮遊感に包まれ、何事かと思った直後──ピシャーーーーンッ!!! という空気を劈く音が上から轟いてくる。

この音は──“かみなり”だ……!

落下しながら私の視界には──


 「────ジジジ」


巨大なデンジュモクの姿が目に入る。

ムクホークは“かみなり”の予兆に気付き、私を巻き込まないために、咄嗟に掴んでいた私を離して巻き込まれないようにしてくれたんだ……!

──猛スピードで落下する私は、地面に向かってボールを放つ。


千歌「しいたけーーー!! “コットンガード”ぉーーー!!!」

 「──ワッフッ!!!」


飛び出したしいたけが、体毛をもこもこと膨らませ、私はそこに向かって落下する。

──バフンという音と共に、しいたけの上に不時着したあと、


千歌「っ……!」


すぐに顔を上げ──


 「ピィィィ……」

千歌「ムクホーク、戻って!!」


“かみなり”の直撃で黒焦げになって落ちてくるムクホークをボールに戻す。

ムクホークの機転のお陰で助かったけど──これで飛んで逃げることも出来なくなった。

そして、周りは──


 「フェロ…」「ガドーーン」「──ジジジ」「シブーーン!!!!」


ウルトラビーストに取り囲まれていた。


千歌「バクフーン! ルガルガン! フローゼル!」
 「バクフーーッ!!!」「ワォンッ!!!」「ゼルゥッ!!!」

千歌「諦めてたまるかぁぁぁ!!!」
 「ワッフッ!!!」


私はポケモンたちと一緒に駆け出す。



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