441: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/30(金) 14:45:29.29 ID:loIPccok0
振り下ろした。
姫乃「……ッ!!!?」
振り下ろされたテッカグヤの巨体は、
「ツンデ…!!!」
ツンデツンデの真上に振り下ろされ──超重量級のポケモン2匹分の加重によって、ツンデツンデを地面にめり込ませ──さらに発生した衝撃波で地面がひしゃげ、周囲の岩石を吹き飛ばした。
姫乃「きゃぁ……!?」
至近距離で衝撃波を受けて、姫乃ちゃんが吹き飛ぶけど、姫乃ちゃんは地面を転がりながらも受け身をとってすぐに起き上がる。
さすが、“MOON”……よく訓練してるな〜……。彼方ちゃんには真似できないや。
姫乃「じ、冗談じゃないです……!!」
姫乃ちゃんはわたしから視線を外さずに後退していく。
彼方「ありゃ? 逃げちゃう感じ?」
姫乃「こ、こんなこと認めません……!! う、ウルトラビーストが1度に2匹も倒されるなんて……!!」
うーん……彼方ちゃん今は痛くてあんまり速く走れないから、逃げないで欲しいんだけどなぁ……。
そんなことをぼんやり考えていると、後退する姫乃ちゃんの後ろから近付いてくる影に気付く。
彼方「あ、姫乃ちゃん……そっちに行くと……」
姫乃「こ、来ないでください……!!」
「──え、えーっと……ご、ごめんね?」
姫乃「え……!?」
背後から声を掛けられ、姫乃ちゃんが驚いて振り向くと同時に、
エマ「“ウッドホーン”」
「ゴートッ!!」
姫乃「ぴぎゅ……!?」
姫乃ちゃんの脳天にエマちゃんが乗っていたゴーゴートのツノが叩きつけられ──姫乃ちゃんは気を失って、ひっくり返ってしまった。
エマ「え、えーっと……よかったんだよね……?」
彼方「……うん、ナイスだよエマちゃん」
姫乃「……きゅぅ……」
満身創痍だけど……どうにか姫乃ちゃんとの戦闘に勝利できた彼方ちゃんは、安堵の息を漏らすのでした。
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