439: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/30(金) 14:42:15.14 ID:loIPccok0
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姫乃「パールル1匹で……テッカグヤの攻撃を防ぎ切った……!?」
彼方「ごめんね……遥ちゃん……。……お姉ちゃん……迷ってばっかりだ……」
遥「…………」
大好きな大好きな遥ちゃんをぎゅっと抱きしめて、そう伝える。
彼方「でも……もう、迷わないよ……」
伝えて──立ち上がった。
彼方「パールル、ここで遥ちゃんのこと、守ってね」
「パルル」
わたしはボールからポケモンたちを出す。
「──カビッ」「──コァ〜」
ボールから飛び出したカビゴンとネッコアラ、そして──
「────」
コスモウムと一緒に姫乃ちゃんに向かって歩き出す。
姫乃「……さ、さっきのはきっとまぐれです……! “エアスラッシュ”!!」
「────」
彼方「ネッコアラ、“ウッドハンマー”」
「コア!!」
わたしが左手で方向を指差しながら指示をしたネッコアラの“ウッドハンマー”は、テッカグヤの“エアスラッシュ”を弾いて逸らし──弾かれた空気の刃が岩石を豆腐のように切り裂きながら明後日の方向へと飛んでいく。
姫乃「う、嘘……? ら、“ラスターカノン”!!」
「────」
彼方「コスモウム、“コスモパワー”」
「────」
集束された光のレーザーは、わたしが指差した先に移動したコスモウムが、芯で捉えるように受け止めると、その場で霧散する。
姫乃「ツンデツンデ……!! “ロックブラスト”!!」
「ツンデ」
彼方「カビゴン、ネッコアラ」
「カビッ」「コァ」
飛んでくる岩石の砲弾を一つ一つ指差し、
「カビッ」「コァ!!!」
それをカビゴンの拳とネッコアラの丸太が、正確に撃ち落としていく。
姫乃「……な、なにが起こっているんですか……!?」
姫乃ちゃんが動揺して、半歩身を引く。
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