侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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430: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/30(金) 14:30:55.63 ID:loIPccok0

まだ戦闘は終わっていないから、休んでいるわけにはいかない。


彼方「……ウルトラ、スペースシップ……壊されても……生きてたから、ね……運には……自信、あるんだよね……」


言葉を返しながら周囲を素早く確認する。

フィールドに降り立ったテッカグヤとツンデツンデ、そして2匹の落下によって割り砕かれた大地には、


 「ムシャ…ァ…」「メェェ……」「……ワ、ン」


彼方ちゃんのムシャーナやバイウールだけでなく、エマちゃんのパルスワンも大ダメージを受けて戦闘不能になっていた。


彼方「まさ、か……姫乃ちゃん、が……ウルトラビースト……2匹も、持ってるとは、思わなかった、よ……」

姫乃「……悔しいですが、私は“MOON”でありながら、果林さんの実力には遠く及ばない。……だから、果林さんは優先して私にウルトラビーストを持たせてくれたんです」
 「────」「ツンデ」

彼方「なるほど……ね……」


さすがにこれは想定外だった。テッカグヤだけなら、どうにかなったかもしれないけど……もう1匹、大型ウルトラビーストのツンデツンデがいるとなると話が変わってくる。

でも、姫乃ちゃんは待ってくれるはずもなく、


姫乃「ツンデツンデ、“ジャイロボール”」
 「ツンデ」


ツンデツンデが体を構成する石垣を組み替え──球状になって、高速で回転しながらこちらに迫ってくる。

あの巨体……潰されたらもちろんお陀仏。


 「ツンデ」


割れ砕けた岩石が散乱するフィールドをまるで意にも介せず、すべてを踏みつぶしながら迫るツンデツンデ。

直撃まであと数メートルというところで──わたしの足元からポケモンが飛び出す。


 「────」
彼方「“コスモパワー”……!!」


──ガィィィンッ!!! と音を立てながら、飛び出してきたコスモウムがツンデツンデを弾き返す。

弾き返されたツンデツンデは、ゴロゴロと後ろに転がったあと、再び元の角ばった形に自分を組み替えなおして、こちらを見つめてくる。



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