侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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410: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/29(木) 18:38:36.62 ID:qt5/exVx0

しずく「果林さん、私はかすみさんを倒しに行っていいですか?♡」

果林「ええ……完膚なきまでに叩きのめせたら……ご褒美をあげるわ」

しずく「ホントですか!? 嬉しい♡ 頑張ります♡」


そう言いながら、しずくちゃんが崖を飛び降り──地面スレスレで、サーナイトのサイコパワーにより減速して着地する。


かすみ「……しず、子……」


しずくちゃんの名前を呼びながら、かすみちゃんがよろよろと立ち上がる。


侑「かすみちゃん、平気!?」

かすみ「これくらい……掠り傷です……」
 「…カインッ!!」

しずく「あはは♡ それでこそ、かすみさんだよ♡ もっと、私のこと楽しませて♡」

リナ『し、しずくちゃん……かすみちゃんを本気で攻撃して……』 || 𝅝• _ • ||


しずくちゃんは……かすみちゃんを攻撃して、笑っていた。

とてもじゃないけど、今目の前にいるしずくちゃんは──私たちの知っているしずくちゃんとは思えなかった。


かすみ「……全くしず子ったら……イタズラにしては……度が過ぎてるんじゃない……?」

しずく「え〜、かすみさんが私にお説教ですか〜?♡」

かすみ「イタズラしず子には……お仕置きが必要だね……!」


そう言いながら、かすみちゃんの腕に付けた“メガブレスレット”が光り輝き、


 「カイィィィィンッ!!!!!」


ジュカインがメガジュカインへと姿を変える。


しずく「うふふ♡ かすみさんが私を叱るなんて……10年早いよ♡」


そう言うのと同時に、しずくちゃんの首に提がっているブローチが眩い光を発し、


 「──サナ…」


しずくちゃんのサーナイトがメガサーナイトへと姿を変える。


かすみ「ぶん殴ってでも……目、覚まさせてあげる……」
 「…カインッ!!!」

しずく「あはは♡ 私はいつでも正気だよ♡」
 「…サナ」


かすみちゃんがしずくちゃんとの戦闘態勢に入る中──しずくちゃんの背後……崖の上にもう一つの人影……。

黒髪ストレートロングの右の髪を一房だけくくった──……私の憧れのトレーナー……。


侑「せつ菜ちゃん……」

せつ菜「……」


せつ菜ちゃんは一瞬だけ私に目を配らせたけど、すぐに目を逸らしてしまった。

直後──



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