409: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/29(木) 18:36:52.91 ID:qt5/exVx0
侑「え、エマさんたちを助けにいかなきゃ……!!」
かすみ「あ、ちょっと、侑先輩!?」
着地したジュカインの腕を振り払うように飛び出し、崖の下に向かって飛ぼうとした瞬間──
果林「──“れんごく”!!」
「コーーーンッ!!!!」
リナ『侑さん、攻撃!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「!? フィオネ!! “ハイドロポンプ”!!」
「──フィーーーッ!!!!」
飛んできた怨念色の炎を、咄嗟に繰り出したフィオネの“ハイドロポンプ”で消火する。
果林「…………どこに行くつもりかしら」
果林さんがこちらを睨みつけている。
その目には──先ほどまでの動揺は見てとれず、今までのような冷たい……射殺すような表情に戻っていた。
侑「……っ」
説得は──失敗した。
かすみ「救助にはかすみんが行きます!! 侑先輩は果林先輩を……!!」
「カインッ!!!」
そう言いながら、かすみちゃんがジュカインと一緒に崖下に向かって、飛び出すけど──
「──サーナイト、“サイコキネシス”」
「サナ」
声がした直後、
「カインッ!!?」
かすみ「えっ!?」
ふわりと浮き上がったかすみちゃんとジュカインが──上に押し戻されるように吹っ飛ばされ、岩壁に叩きつけられる。
かすみ「っ゛、あ゛……」
「カ、カインッ…!!!!」
侑「かすみちゃん!?」
リナ『かすみちゃん!?』 || ? ᆷ ! ||
岩壁に叩きつけられ、鈍い声をあげながら地面に落っこちるかすみちゃんに駆け寄ろうとしたとき、
「ダメですよ、かすみさん♡ せっかく、分断出来たんだから♡」
声が響く。
その声は──私もよく知っている人物の声。
かすみ「……しず……子……っ……!!」
しずく「ふふ♡ かすみさんの目的は私でしょ? 他に気を取られてないで……私と遊んでよ♡」
気付けば、果林さんの横に──しずくちゃんが立っていた。
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