411: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/29(木) 18:39:23.80 ID:qt5/exVx0
果林「──“かえんほうしゃ”!!」
「──コーーーンッ!!!!」
侑「!? “どばどばオーラ”!! “みずのはどう”!!」
「ブーーーィィッッ!!!」「フィォーーー!!!!」
突然、果林さんの方から突然飛んできた攻撃を2匹の技で打ち消す。
果林「よそ見なんて余裕じゃない……」
侑「……っ」
果林さんから視線を外さないように、目の端でせつ菜ちゃんを確認すると──せつ菜ちゃんの視線は、かすみちゃんとしずくちゃんの方を見ていた。
なんで、そこで立ち尽くしているかはわからないけど……せつ菜ちゃんは、私よりもかすみちゃんを狙っているように見える。
それだと、かすみちゃんが1対2で戦うことになってしまう。どうにか、果林さんの攻撃を捌いて加勢に行きたいんだけど……!
「コーーンッ!!!」
再び、果林さんのキュウコンの尻尾の先に狐火が灯る。
とてもじゃないけど、隙なんか見せてくれそうにない。
どうにかして、かすみちゃんが1対2になるのを防がないと……何か方法は……!
そう思った、そのとき、
かすみ「侑先輩!!」
かすみちゃんが私の名前を呼ぶ。
かすみ「侑先輩の目的……! 忘れないでください!!」
侑「……!」
かすみ「かすみんの心配は二の次でいいです! お互い、まずは自分の目的を果たしましょう……!!」
……そうだ、私の目的は──
「──ジェルルップ…」
歩夢「………………」
まずは歩夢を助けることだ……!
侑「ごめん、かすみちゃん! すぐに助けに戻るから……! 行くよ、ウォーグル!!」
「──ウォーーーッ!!!!」
私はボールからウォーグルを出して、崖上の果林さんに向かって飛び出した。
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