侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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407: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/29(木) 18:34:26.30 ID:qt5/exVx0

果林「……!? え、エマ……!? なんで、ここに……!?」


エマさんを認識した瞬間、露骨に動揺の色を見せる。


エマ「果林ちゃん!! 果林ちゃんがしたかったのは、本当にこんなことなの!? 誰かを傷つけてまで、酷いことしてまで、しなくちゃいけないことなの!?」

果林「……そ、そうよ……!! 私は最初からこういうことをする人間なの!!」

エマ「違うよ!! 果林ちゃんは本当は優しい人だもん!!」

果林「貴方は私に幻想を見過ぎなのよ!! ここまで来たのなら、わかっているんでしょう!? 私は……貴方の、エマの世界を滅ぼそうとしているのよ!!」

エマ「そんなの嘘だよっ!! 果林ちゃんはそんな人じゃないっ!! そんなこと心の底から望んでるはずないっ!!」

果林「……っ……! エマ、貴方に私の何がわかるの!?」

エマ「わかるよ……!! だって……だって……ずっと、果林ちゃんのこと……見てたもん……!」

果林「……だ、黙りなさい!!」

エマ「黙らないよっ!! 果林ちゃんが望んでないことして苦しんでるのに、ほっとけないもん!!」

果林「望んでないなんて、勝手に決めつけないで!! 私は私の意志で戦ってるの!!」


果林さんはエマさんの言葉に、想像以上に狼狽えていた。


果林「もし、私の邪魔するなら──」


果林さんは狼狽えながらも、手を上げ──それと同時に、


 「コーーンッ!!!!」


果林さんの背後のいるキュウコンの尻尾の先に狐火が宿る。


果林「……エマ……貴方にも、容赦しない……!!」


そう言葉をぶつけてくる果林さんに対して、


エマ「いいよ」


エマさんはそう答えて、前に歩み出る。


彼方「え、エマちゃん!? 前に出ちゃダメ……!」


彼方さんが制止しようとするけど、


エマ「果林ちゃん。私はここにいるよ」


エマさんは、彼方さんを手で制しながら、果林さんを挑発する。


エマ「わたしが果林ちゃんのこと何もわかってないって言うなら……その炎で燃やせばいい」

果林「な……」

エマ「……でも、果林ちゃんはそんなことしないって、わかってるよ。わたしは……果林ちゃんのこと、ずっと見てたから……」

果林「……っ……」


果林さんの振り上げた手が──震えていた。


エマ「……果林ちゃん……もう、やめよう……? 自分の気持ちを押し殺して……悪い人になろうとしても……悲しくなっちゃうだけだから……」

果林「う、うるさいっ……!! 私の気持ちがわかるなら……これ以上、私を惑わすこと言わないでっ!!」

エマ「なら……その炎を飛ばせばいいよ。抵抗しないから」



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