394: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:44:55.38 ID:bMcrfVdQ0
侑「あの……」
歩夢母「……ふふ、大丈夫よ」
侑「え……」
歩夢母「歩夢は……ちゃんと帰ってくるって、信じてるから」
歩夢父「今いろんな人たちが、動いてくれているとリーグの方から聞いたからね……。……きっと大丈夫だよ」
歩夢母「だから、侑ちゃんも無理しないでね」
侑「……はい」
歩夢父「それじゃ、おやすみなさい」
侑「……おやすみなさい」
ペコっと頭を下げると、二人はお隣のウエハラ家へと帰っていった。
侑「……」
1秒でも早く、歩夢のご両親を安心させてあげたい……。
そのためにも、私は……戦わなきゃ……。
思わず、自然と拳を握って立ち尽くしてしまう。すると──
侑母「侑ちゃん、いつまでそうしてるの?」
お母さんが目の前にいた。
侑「お母さん……」
侑母「おかえりなさい、侑ちゃん。イーブイちゃんと、リナちゃんも」
「ブイ♪」
リナ『ただいま』 || > ◡ < ||
侑母「ご飯出来てるから、冷めちゃう前に食べましょう? お父さん待ちくたびれちゃうから。あ、もちろんポケモンちゃんたちの分も用意してるからね」
そう言って、にっこり笑う。
侑「うん」
「ブイ♪」
私は頷いて家に入る。
侑「歩夢のお父さんとお母さん……よく来るの?」
侑母「まあ……不安だろうからね」
侑「……そうだよね」
私の両親と歩夢の両親は古い付き合いらしいし……一緒にいるだけでも、不安が和らぐものだからね……。
侑母「あ、ご飯の前に手洗いうがいしなさいね」
侑「はーい」
私は洗面所で手洗いうがいをしてから──リビングに入ると……。
侑父「侑、おかえり。イーブイとリナさんもおかえり」
侑「ただいま」
「ブイブイ♪」
リナ『ただいま』 || > ◡ < ||
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