392: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:41:10.22 ID:bMcrfVdQ0
それぞれの決意を口にして──
さぁ……いよいよ決戦だ……!
🎹 🎹 🎹
あの後、彼方さんは海未さんに送られる形で、国際警察の医療施設の方へと飛んでいった。
……決戦前日の今日は、遥ちゃんと過ごしたいとのことだった。
エマさんはいつもどおり、自分の寮へ。明日の朝迎えに行くことになっている。
そして、私たちも……今日はセキレイへと帰ってきていた。
かすみ「……かすみんたち、これから世界を救う戦いに行くんですね」
侑「……そうだね」
「ブイ…」
かすみ「旅に出たばっかりのときは……こんなことになるなんて想像もしてなかったです」
侑「私もだよ」
リナ『ごめんね、私たちの世界の事情に巻き込んじゃって……』 || 𝅝• _ • ||
かすみ「別にリナ子が謝ることじゃないよ」
侑「うん。みんなで解決しよう」
リナ『……うん! ありがとう!』 || > ◡ < ||
かすみちゃんと夜のセキレイシティを歩く。
侑「そういえばさ……」
かすみ「なんですか?」
侑「かすみちゃん……このこと、お父さんとお母さんには言った?」
かすみ「はい! ローズで入院してるときに言いました! パパとママには猛反対されたけど……絶対かすみんがしず子を助けに行くんだって言い続けたら、納得してくれましたよ!」
侑「そっか……。……やっぱ、反対されるよね……」
かすみ「……? ……もしかして、侑先輩……」
リナ『親御さんに言ってないの?』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「……うん」
きっと何を言っても心配を掛けてしまう気がして……なんて言えばいいのかわからなくて……まだ言えていなかった。
かすみ「侑先輩、それはよくないですよ……!」
侑「……だよね」
さすがに命を懸けた戦いに行くのに、家族に何も言わないのは……よくないよね。
侑「……今日、話すよ」
かすみ「それがいいです! もし反対されちゃったら、かすみんに連絡してくださいね! 一緒に説得しますから!」
侑「うん、ありがとう、かすみちゃん」
かすみ「それじゃ、かすみんこっちなんで! ……また明日です! 侑先輩もリナ子もゆっくり休んでくださいね!」
侑「うん、かすみちゃんも」
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