39: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/17(土) 16:13:23.38 ID:Lud+ZHkk0
突然のことに歩夢が酷く動揺した声をあげる。しかも、あろうことか──
果林「すんすん……」
果林さんは、歩夢の首筋に顔を近付けて、匂いを嗅ぎ始めた。
歩夢「な、ななな、なにしてるんですかっ!?///」
「シャーーーーッ!!!!」
果林「……よくわからないわね」
愛「あはは♪ 人間の鼻じゃ、わかんないよ」
果林「そういうものなの?」
愛「そういうもんだよ」
──二人は何の話をしてるの……?
果林さんはサスケに威嚇されているのに、無視し、
果林「まあ、いいわ。ねぇ、歩夢」
再び歩夢の頬に手を添え、顔を覗き込みながら、
果林「──私たちの仲間になってくれない?」
そんなことを言い出した。
歩夢「え……?」
侑「は……?」
かすみ「はい?」
果林さんの言葉に3人揃って固まる。……いや、もう既に固まって動けないんだけど……。
歩夢「な、なに……言ってるんですか……?」
果林「私たち、貴方の力に興味があるのよ」
歩夢「私の力……? 何の話ですか……?」
果林「貴方には──ポケモンを手懐ける特別な力があるの。それを私たちのために使ってくれないかしら?」
歩夢「え……!?」
侑「な……」
歩夢「わ、私にそんな力ありません……! だから、放してください……!」
果林さんの言葉を否定し、もがく歩夢。
だけど、
愛「いーや、あるよ」
今度は逆に、愛ちゃんが歩夢の言葉を否定する。
歩夢「あ、愛ちゃん……?」
愛「アタシたちね、さっきカリンが言った──ポケモンを手懐ける才能を持った子をずっと探してたんだよ」
歩夢「な、なに……言って……」
愛「まあ、もともとはカリンが他の人を捕まえるつもりだったんだけど……倒すならともかく、捕まえるにはあまりに強すぎてね。んで、その間アタシは地道に探してたわけ」
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