386: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:36:10.58 ID:bMcrfVdQ0
善子「今忙しいから帰れ」
曜「うわ、その対応はさすがに酷くない!?」
善子「あんたと遊んでる場合じゃないのよ。それにヨハネって呼びなさいよ」
曜「別に私も遊んでる暇があるわけじゃないんだけど……」
善子「じゃあ、何しに来たのよ……」
曜「……善子ちゃん、千歌ちゃんのこと聞いた?」
善子「ああ……そのこと……」
リナの探知の結果曰く──千歌の図鑑の反応は、歩夢たちの図鑑の反応及びコスモッグレーダーがある場所とは別の場所にあったそうだ。
つまり、千歌は果林たちの手からは自力で脱出していると考えられる。
善子「あんたの予想通りだったみたいね」
曜「まあ、千歌ちゃんだからね」
善子「ふふ、そうね」
あの千歌が黙ってやられっぱなしなわけないものね。
善子「で、そんな世間話をしにきたの?」
曜「随分物騒な世間話だね……。……善子ちゃん、聞いたよ。千歌ちゃん救出作戦に志願したんだってね」
善子「ええ、自分で言うのもなんだけど、私は実力者だし、ジムリーダーや四天王たちほど動きが制限されないからね」
曜「抜け駆けしてズルい!」
善子「……めんどくさ」
曜「だから、私も千歌ちゃん救出作戦に志願したのであります!」
そう言いながら、曜が敬礼をする。
善子「……セキレイはどうするのよ」
曜「ことりさんにお願いした。……というより、ことりさんに千歌ちゃんを助けに行くように言われた。幼馴染がピンチなんだから、行ってあげてって」
善子「……相変わらず過保護なんだから……あの人は……」
まあ、確かに言いそうだけどね……。
曜「あと、海未さんから預かりものもあるし!」
そう言いながら、曜は自分のバッグをパン! と叩く。
何、預かってきたんだか……。
曜「それにそう言われて来たのは私だけじゃないよ」
そう言う曜の後ろから──人影が二つ。
ルビィ「ルビィたちも一緒に行くよ!」
花丸「作戦参加が善子ちゃんだけなんて、心配しかないからね」
善子「ルビ助!? ずら丸!?」
そこに居たのは、かつての同期たちの姿だった。
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