385: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:35:37.92 ID:bMcrfVdQ0
侑「なら、少しでも問題を解決する手段は多い方がいいと思うんです……。もちろん、エマさんのことは、私やかすみちゃんも一緒に守るように行動します」
エマ「侑ちゃん……。……あ、あの……お願いします……!」
エマちゃんは通信端末の前で頭を下げる。
エマ「わたしが……果林ちゃんを止めてあげなくちゃ……果林ちゃんはもう、自分の意志だけじゃ止まれないから……」
そう懇願する。
海未『…………。…………かすみにも伝えておいてください。くれぐれもエマさんに怪我をさせないように、と……』
エマ「……!」
彼方「それじゃぁ……!」
海未『はい、エマさんの作戦への同行を許可します。ただし、エマさん。貴方は戦闘員ではありません。無理な戦闘は絶対に避け、説得が出来ないと判断した場合は、即座に撤退することを頭に入れて行動してください』
エマ「は、はい!」
彼方「海未ちゃん、ありがとう〜!」
海未『彼方……エマのことは、任せますよ』
彼方「うん! 任せて!」
海未『それでは、私は人員調整に戻ります。リナから特定が順調である報告も受けているので……今日中にはまた連絡をすると思いますので』
侑「わかりました」
そう残して、海未ちゃんからの通信が切れると、
エマ「彼方ちゃん……侑ちゃん……わがまま言ってごめんね……。……ありがとう」
エマちゃんはそう言いながら、わたしと侑ちゃんを抱きしめる。
彼方「ふふ、いいんだよ。でも、連れて行くからには期待するからね〜?」
エマ「うん……! 任せて……! 果林ちゃんのことは……絶対にわたしが説得してみせるから……!」
侑「一緒に頑張りましょう……!」
エマ「うん!」
こうして、エマちゃんの作戦参加が決定したのでした。
😈 😈 😈
──ツシマ研究所。
曜「──よーしーこーちゃーん」
善子「…………」
私が外出しようとドアを開けたとき、ちょうどそこに居た曜を見て、顔を顰めた。
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