377: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:27:35.36 ID:bMcrfVdQ0
果南「……さてそれじゃ、彼方ちゃん、そろそろ始めますか〜……」
彼方「お〜う、任せろ〜♪」
果南さんがそう言いながら肩を回し始め、彼方さんも身体を伸ばしてストレッチし始める。
かすみ「? お二人とも、なにかするんですか?」
果南「うん。まあ、なにかするのは私たちというよりも……」
彼方「侑ちゃんとかすみちゃんだけどね〜♪」
かすみ「……はい?」
侑「え?」
「ブイ…?」
かすみちゃんともども、首を傾げる。……なにかやるって話ししてたっけ…?
果南「私たちはこれから、リナちゃんや鞠莉たちが敵の居場所を探知するまで、やることがないでしょ?」
彼方「でも、だからって、その間のんびりしてる暇はないよ〜」
侑「えっと……」
かすみ「何するんですか……?」
彼方「これから、決戦の時が来るまでの間〜、私が侑ちゃんを〜♪」
果南「私がかすみちゃんを、それぞれ鍛えてあげるってこと♪」
侑「……! ホントですか……!?」
彼方「うん♪ ビシバシいくから覚悟するんだぞ〜?」
まさか、また彼方さんから、直接稽古を付けてもらえるなんて……!
侑「はい! よろしくお願いします!」
「ブイ♪」
彼方「うむ、良いお返事だ〜♪」
私は思わず気合いが入ってしまうけど……一方でかすみちゃんは、
かすみ「あ、え、えーっと……か、果南先輩とマンツーマン……ですか……?」
果南「そうだよ? 嫌なの?」
かすみ「い、イヤとかではないですよ……? で、でも、果南先輩の修行はそのー……パワー系過ぎて〜……か、かすみんには似合わないと言うか〜……? そもそも付いていけるか……」
果南「もう、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。強くならないといけないんだから。それに、かすみちゃんに合わせたメニューをちゃんと考えてるから」
かすみ「ほ、本当ですか……!? し、信じていいんですか!?」
もうすでに腰が引けているかすみちゃん。
果南「もう、時間ないからさっさと行くよ〜」
そう言いながら、果南さんがかすみちゃんを担ぎ上げる。
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