375: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/28(水) 11:23:53.75 ID:bMcrfVdQ0
そんな風に、言葉にするのだった。
🎹 🎹 🎹
病院の外に出ると、
かすみ「あ、侑せんぱーい! 終わりましたか〜?」
「ブイ♪」
侑「うん。ごめんね、一人で待たせちゃって」
イーブイを抱えながら、かすみちゃんが待っていた。
聖良さんの病室は、ポケモンも含めて最低限の人しか入れないとのことだったので、私はイーブイをかすみちゃんに預けて、聖良さんの病室を訪れていたというわけだ。
侑「カフェとかで待っててもよかったんだよ?」
かすみ「イーブイも預かってましたし……歩夢先輩がいない間は、かすみんが侑先輩と一緒にいるって約束しましたから!」
侑「ふふ……ありがとう、かすみちゃん」
かすみ「それに今はリナ子もいないですからね。侑先輩が寂しくないように、かすみんがここで待つことくらいどうってことないですよ!」
そう。かすみちゃんが言うように今はリナちゃんがいない。
リナちゃんは、すでに歩夢たちの居場所を探知するプログラムを組むのに着手するため、鞠莉博士と一緒にオハラ研究所にいる。
こればかりは、私が一緒にいてもなんの役にも立てないだろうから、今は別行動というわけだ。
かすみ「それで、この後はどうするんでしたっけ……?」
侑「えっと、彼方さんと果南さんが今コメコにいるみたいだから、そっちに合流する感じかな」
かすみ「あー……彼方先輩、コメコで荷物の整理しなくちゃって言ってましたもんね」
彼方さんは決戦を前に……ずっと利用していたコメコの森のロッジの整理に向かったそうだ。
いつまでも放置しておくわけにもいかないし……この戦いが終わったら、もう使うこともないだろうから……と。
侑「それに……私も果南さんと一緒にやらなくちゃいけないことがあるしね」
「フィ〜」
かすみ「っと……そういえばそうでしたね。それじゃ、コメコシティに行きましょう〜♪ お願いします、侑先輩!」
侑「うん。行くよ、ウォーグル」
「──ウォーーーッ!!!」
私たちはコメコシティに移動します。
🎹 🎹 🎹
──コメコシティに着いた私たちは……彼方さん、果南さんと合流して、コメコの南にある浜辺を訪れていた。
果南「それじゃ……侑ちゃん」
侑「はい」
「フィ〜」
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