372: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/27(火) 23:40:40.82 ID:0yMsBTVK0
私も、彼女の戦闘を端で見ていて……口出しをする形で何度か戦闘の指南をした。
自分で言うのもなんですが……その甲斐あって、彼女の戦闘能力は一段階ブラッシュアップされたと言っていいだろう。
二人でそんなことを話していると──少し遠くにウルトラホールが開き、そこから私たちが乗っていたウルトラスペースシップが現れる。
しずく「〜〜〜♡ せつ菜さん、果林さんたちが迎えに来てくれましたよ♡ フェローチェを魅せてもらえます♡」
せつ菜「……そうですね」
しずく「それじゃ歩夢さん、行きましょう♡ サーナイト、お願い」
「サナ」
歩夢「…………」
「──ジェルルップ…」
頭にウツロイドが寄生したままの歩夢さんをサーナイトの“サイコキネシス”で持ち上げながら、しずくさんはスキップしながらウルトラスペースシップに向かっていく。
そんな中、ふと見た歩夢さんは、
歩夢「…………」
やはり今もぐったりとしていて……時折、手足が反射でピクリと動くことが、彼女が辛うじて生きていることを証明している程度だった。
せつ菜「…………」
しずく「せつ菜さん♡ 早く行きますよ♡」
せつ菜「……はい」
私は恐らく……死んだら地獄行きですね。
せつ菜「……いや、今更ですね……」
そう呟きながら、私はしずくさんの背中を追って歩き出した。
………………
…………
……
🎙
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