355: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/27(火) 11:46:26.06 ID:0yMsBTVK0
果南「おー……あの見境がなかったギラティナが言うこと聞いてる……」
鞠莉「かすみと彼方には随分なついているみたいね。これなら、“はっきんだま”は必要なさそうかしら……?」
かすみ「かすみんたちはギラティナと一緒に戦った仲ですからね! 昨日の敵は今日の友ってやつです!」
彼方「ギラティナくん的には、理亞ちゃんとルビィちゃんの方が好きみたいだけどね〜」
「ギシャラ」
ギラティナに導かれ、私たちはピンクダイヤモンドのもとへと赴きます。
🎹 🎹 🎹
──動く浮島に乗って移動すること小一時間ほど……。
侑「……これが……ピンクダイヤモンド……」
私たちは、見上げるほど大きなピンクダイヤモンドのもとに辿り着いていた。
侑「ここに……リナちゃんがいるんだね」
リナ『……』 || ╹ᨓ╹ ||
鞠莉「時間も勿体ないし、早速始めましょう……リナ、心の準備はいい?」
リナ『うん、お願い』 || ╹ᨓ╹ ||
リナちゃんの声からも、少し緊張しているのが伝わってくる。
果南「侑ちゃん」
侑「はい。マナフィ」
「フィ〜♪」
抱っこしていたマナフィを地面に下ろしてあげると、マナフィは宝石の方に歩いていく。
鞠莉「リナ」
リナ『うん』 || ╹ᨓ╹ ||
そして、リナちゃんは宝石とマナフィの間にふよふよと移動する。
かすみ「そういえば……マナフィの技で心を移し替えるって言ってましたよね?」
果南「うん、そうだよ」
かすみ「ってことは……今までのリナ子の記憶とか心は新しいのと入れ替わっちゃうんですかね……?」
鞠莉「大丈夫よ。リナが図鑑のボディになってからのことは、全てストレージに複製しているらしいから」
リナ『感情や記憶を動かしてる回路に外部からデータが入ってきたとき、自動的にストレージに複製した記憶領域にアクセスするように自己プログラムを組んでるからそこは問題ない。はず』 || ╹ᇫ╹ ||
かすみ「えっと……よくわかんないけど、大丈夫ってことですよね?」
侑「……リナちゃんが大丈夫って言ってるなら、大丈夫だと思う」
リナ『うん、大丈夫』 || ╹ ◡ ╹ ||
……はずって言うのは……確証はないってことなのかもしれないけど……。
それは、リナちゃんの緊張している声を聞いていてもなんとなくわかる。
リナちゃんが何に緊張しているのかも。
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20