339: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:32:48.24 ID:9NVhM0zb0
ヘッドセットに向かって訊ねかける。
理亞『聞いてた。でも、その作戦をするとなるとギラティナの協力が必要になる』
かすみ「はい! だから、どうにかしてください!」
理亞『まあ、やるしかないし、どうにかする』
かすみ「お願いします!」
さあ、一発逆転の一手……狙ってやりますよ!
⛄ ⛄ ⛄
かすみの無茶な作戦提案を受け、
理亞「クロバット! ギラティナに取り付いて!」
「クロバッ!!!」
クロバットに指示を出し、攻撃を掻い潜りながら、ギラティナの頭部に降り立つ。
「ギシャラァァァァァァッ!!!!!」
もちろん、頭の上に乗ろうものなら、ギラティナから激しく威嚇をされるわけだけど、
理亞「ギラティナ!!! 聞いて!!!」
私は声を張り上げる。
理亞「このままじゃ、アクジキングにこの世界をめちゃくちゃにされる!! ……一時的にでもいいから、アイツを追い出すために、協力して欲しい!」
「ギシャラァァッ…!!!」
私の言葉がわかっているのかそうじゃないのか、ギラティナの動きが止まる。
そこに向かって──
「ドカグィィィィィ!!!!!!」
しつこく迫ってくるアクジキングの触手を、
「ゴォォーーーーリッ!!!!!!」
オニゴーリの作り出した氷の壁が阻む。
理亞「全力でサポートする。だから、お願い」
「…ギシャラァァッ!!!!」
ギラティナは大きな赤い瞳で私を一瞥すると──
「ギシャラァッ!!!!!!」
私を乗せたまま、大きな身をくねらせて、動き始めた。
理亞「了承と受け取るからね……!」
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