338: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:29:48.43 ID:9NVhM0zb0
「ドカグィィィッ!!!!!」
またしても触手を伸ばしてくるが──
「ゴォォォォリッ!!!!!」
それを再びオニゴーリの氷の壁で防ぐ。
理亞「これなら……どうにか、出来そう……!」
👑 👑 👑
ルビィ「理亞ちゃんすごい……!」
かすみ「ギラティナの攻撃をアクジキングの方に誘いながら、アクジキングの攻撃がギラティナに届かないように防いでますよ!」
これなら、ギラティナがうっかり食べられちゃうみたいな心配もしなくてよさそうです……!
彼方「でも……その分、回復もされてる……」
珍しく眉を顰めながら言う彼方先輩。確かに、アクジキングは触手の進路を防ぐために作り出された氷の壁を、砕いた先から口に放り込んでエネルギーに変換している。
ルビィ「やっぱり……一撃で倒せるような、すごい攻撃を当てないとなのかな……」
彼方「うん……。避けながら攻撃を加えても、アクジキングの周りにエネルギー源がある以上、ジリ貧になっちゃう気がするよ〜……」
かすみ「その場からロクに動きもしないのに、めんどうなやつですねぇ〜……!! ……あれ?」
そこでふと、かすみんあることに気付きます。
かすみ「なんでアクジキングの周りは……重力が普通なんですか……?」
よくよく考えてみたら、かすみんたちはマーイーカのお陰で真っすぐ立っていられますが、アクジキングも同じようにその場に留まっていられるのはおかしい気がします。
彼方「たぶんだけど……ウルトラスペースで浴びたエネルギーの影響で、変なエネルギー場が生まれてて、ギラティナが干渉出来てないんだと思う……。ウルトラスペースからこっちに来るときも空間を捻じ曲げて来るくらいだから……」
かすみ「うーんと……? とりあえず、アクジキングにはこの世界の影響がないってことですよね……?」
彼方「そういうことかな〜……」
かすみ「……」
かすみんちょっと考えます。つまりアクジキングは重力の影響を普通に受ける……。
つまり、下に何もなければ落ちるし、上に何かあったら落ちてくるはず……。
かすみ「あの……一つ作戦を思いついたんですけど」
ルビィ「作戦……?」
かすみ「はい、えっとですね──」
かすみんが今思いついた作戦を、ルビ子と彼方先輩に伝える。
彼方「なるほど〜……確かにそれなら威力は十分……うぅん、十二分かも〜!」
ルビィ「グラードンは問題ないけど……」
かすみ「理亞先輩!! 今の作戦聞いてましたか!?」
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