侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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332: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:24:20.09 ID:9NVhM0zb0

かすみ「ちょ、ヤバ……!?」


ギラティナを食べられるは不味すぎます……!!

かすみんは咄嗟に飛び出そうとしますが、それよりも早く──


理亞「オニゴーリ!!」
 「ゴォォォォーーーリッ!!!!!」


メガオニゴーリが空気中の水分を凍らせて、アクジキングの触手を氷で作り出した巨大な腕で掴んで止め、


ルビィ「グラードン!! “だんがいのつるぎ”!!」
 「グラグラルゥゥゥ!!!!!」


地面から突き出た巨大な断崖の刃がアクジキングを、斬り裂いた。


 「ドカグィィィ…!!!」


激しい攻撃に怯んだアクジキングは、その拍子にギラティナを捕まえていた触手が緩んだのか──


 「ギシャラ…!!!」


その一瞬の隙にギラティナが、逃げ出す。

逃げ出すや否や、口に“はどうだん”の集束を始め──


 「ギシャラァァァッ!!!!」


──それを、アクジキングに向かって発射する。

が、


 「ドカグィィィィィ!!!!!」


アクジキングは飛んできた“はどうだん”を大口で飲み込み、全身を使って氷の腕と“だんがいのつるぎ”をへし折り、折った先から口に運んで飲み込んでいく。


理亞「とりあえず、あいつがいたらギラティナを捕獲するどころじゃない……!」

ルビィ「先にアクジキングをどうにかしないと……!」

かすみ「彼方先輩! なんか、あいつの弱点とか知らないですか!?」

彼方「じ、実は彼方ちゃん……アクジキングと戦うのは初めてなんだよ〜……あんまり、見ない種類のウルトラビーストだから……しかも、超危険種なんだよ〜……」

かすみ「き、危険なのは見ればわかります……」


かすみんたちが話している間にも、


 「ギシャラァァァァァ!!!!!」

 「ドカグィィィィィ!!!!!!」


ギラティナとアクジキングは大きな鳴き声を轟かせながら、“りゅうのはどう”を撃ち合い、お互いを牽制している。


理亞「どっちにしろ、倒すか追い払うかするしかない……! ギラティナが食べられでもしたら、それこそ一巻の終わり……!」


こればっかりは、理亞先輩の言うとおりです。ここでギラティナを食べられちゃったら、せっかくここまで来たのに、それこそ手詰まりになっちゃいます……!


彼方「……もう、こうなっちゃったら、やるしかないよね〜……! みんな、まずはアクジキングをどうにかするよ〜!」



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