330: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:23:00.84 ID:9NVhM0zb0
大岩をまともに食らったギラティナの巨体が落下し、その衝撃で地面を割り砕く。
そして、そこに、
ルビィ「“だんがいのつるぎ”!!」
「グラルゥゥゥゥ!!!!!」
大地から鋭い刃が飛び出し、ギラティナを斬り裂きながら、動きを封じるように交差する。
「ギシャラァァァァァ…!!!!!!!」
ギラティナの苦悶の鳴き声が周囲を劈く。
理亞「これなら、捕獲出来る……!!」
理亞先輩が、ボールを構えた──まさに、そのときだった。
ギラティナの真上に──大きな空間の穴が生じ、
「──ドカグィィィィィ!!!!!!!」
彼方「……!!?」
かすみ「へっ!?」
ルビィ「え!?」
理亞「なっ!?」
グラードンやギラティナよりもさらに大きな巨大で真っ黒なポケモンが──降ってきた。
そいつは大口を開け……ギラティナを拘束している、“だんがいのつるぎ”ごと──食べてしまった。
かすみ「え、ちょ、な、なに!!?」
あまりの急展開に混乱していると、
彼方「全員、一旦距離取って!!」
走ってきた彼方先輩が、かすみんの手を取って走り出す。
かすみ「は、はい……!?」
急に手を引かれたせいで、足がもつれそうになったけど、かすみん頑張って走ります。
理亞「あれ何!? ここにはギラティナとディアンシーくらいしかいないんじゃ!?」
ルビィ「る、ルビィにもわかんない!?」
かすみんたちを追いかけるように走る理亞先輩とルビ子も混乱している。
かすみ「あ、あいつ、なんなんですか!?」
彼方「あれは──ウルトラビーストだよ……! ウルトラビースト・アクジキング!!」
かすみ「ウルトラビースト!? やぶれた世界には来ないんじゃなかったんですか!?」
彼方「か、彼方ちゃんにもわかんないよ……!! でも、あれは間違いなくアクジキングだよ……!!」
彼方先輩の言葉を聞き、走りながら振り返ると──アクジキングは、腕と口の中から伸びた2本の触手を使って、割り砕いた地面を手当たり次第に口の中に放り込んでいる。
かすみ「じ、地面を食べてるんですか……!? というか、ギラティナも食べられちゃいましたよ!? どうするんですか!?」
かすみんが焦る中──今度はアクジキングの頭上の空間に穴が空き、
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