326: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:20:16.80 ID:9NVhM0zb0
理亞先輩の声で、バイウールーの体毛の影から覗くようにしてギラティナを見ると──今度は青色のエネルギーを集束し始めてるじゃないですか……!?
理亞「“はどうだん”が来る……!」
彼方「大丈夫だよ〜落ちついて〜」
彼方先輩がのんびり喋っている間に──発射された“はどうだん”が猛スピードで、バイウールーに向かって飛んでくる。
けど──ぼふんっ! と音を立てながら、“はどうだん”もバイウールーの毛に吸い込まれるように消えてしまった。
かすみ「あ、あれ……?」
ルビィ「“はどうだん”も消えちゃった……」
彼方「彼方ちゃんのバイウールーの特性は“ぼうだん”だよ〜。弾系の技は一切通用しないのだ〜!」
かすみ「も、もう! それなら、先に言ってくださいよ!」
彼方「えへへ〜ごめんごめん〜。……ただ、防いでるだけじゃジリ貧だよね〜……何か考えないと〜……」
確かに彼方先輩の言うとおり、かすみんたちの攻撃は思ったように通用していません。
このままじゃ、そのうちやられちゃいます……。
ルビィ「あの……少し、時間を稼いでくれませんか」
理亞「ルビィ……?」
ルビィ「ルビィが、どうにかします……」
「ピピィ」
そう言いながら、ルビ子がメレシーを抱きしめると──ぽわぁっと紅い光がメレシーの体から溢れ出す。
理亞「……! ルビィ、それって……!」
彼方「おぉ〜何かやるつもりだね〜」
かすみ「とにかく、時間を稼げばいいんですよね!?」
ルビィ「うん!」
ルビ子が頷くと同時に──
「ギシャラァァァァ!!!!!」
ギラティナが、鋭い爪を剥き出しにしながら、猛スピードで突っ込んできます。
彼方「コスモウム〜! もう1回、“コスモパワー”!」
「────」
──ギィィィンッ!!! 最初と同じように、彼方先輩のコスモウムがギラティナの爪を弾きます。
それで出来た一瞬の隙に、
理亞「オニゴーリ!! メガシンカ!!」
「──ゴォォォォーーーーリッ!!!!!」
理亞「“ギガインパクト”!!」
「ゴォォォォーーーーリッ!!!!!」
メガシンカした理亞先輩のメガオニゴーリが全身に分厚い氷の鎧を纏いながら、ギラティナに全身全霊の突進をぶちかます。
メガシンカのパワーを乗せた、一撃に、
「ギシャラァァッ……!!!!」
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