325: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:19:14.93 ID:9NVhM0zb0
猛スピードで──上に向かって落下を始める。
直後、かすみんたちがいた足場は特大の“シャドーボール”によって、轟音を立てながら木っ端みじんに砕け散る。
彼方「た、助かったよ〜! ルビィちゃん〜、理亞ちゃん〜」
かすみ「で、でもこのままじゃ……!?」
かすみんたちは──上にある別の大地に向かって猛スピードで落下しています。
かすみ「ぶ、ぶつかるーー!!?」
思わず目を瞑った瞬間──ぼふっという音と共に、浮遊感が消えてなくなった。
かすみ「あ、あれ……?」
恐る恐る目を開けると──かすみんの視界は真っ白いふわふわしたものに包まれていました。
「メェェェェェ」
かすみ「ば、バイウールーの毛……?」
彼方「ふぅ〜……危なかったぜ〜……」
気付けばかすみんたちは手持ちともども、大きく肥大化したバイウールーの“コットンガード”のお陰で事なきを得ていました。
でも、戦いは終わっていません……!
「ギシャラァァァァ!!!!!」
ギラティナが再び口に特大の“シャドーボール”を集束し始める。
かすみ「ま、また“シャドーボール”が飛んできますよ!? どうするんですか!?」
彼方「みんな伏せて〜! 彼方ちゃん、どうにかする方法思いついちゃったから〜!」
かすみ「は、はいぃ!」
理亞「信じるからね……!」
ルビィ「お、お願いします……!」
かすみんたちは言われたとおりに身を伏せる。
それと同時に、
「ギシャラァァァァ!!!!!」
ギラティナの口から“シャドーボール”が発射される。
かすみ「き、きたぁぁぁ!!?」
彼方「バイウールー! “コットンガード”!!」
「メェェェェ!!!!」
彼方先輩の指示で、バイウールーの体毛がさっき以上に肥大化し──かすみんたちの頭上を覆い隠すほどになる。
直後、迫ってきた特大の影の球は、バイウールーの体に当たった瞬間──バスンと音を立てて、掻き消えた。
かすみ「き、消えた!?」
ルビィ「……そっか! ゴーストタイプの技だから、ノーマルタイプで無効化できるんだ……!」
彼方「あのサイズだから、こっちも大きくなる必要があったけどね〜」
理亞「彼方さん!! 次、来る!!」
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