324: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:18:07.55 ID:9NVhM0zb0
ルビ子のメレシーがカッと光ると、
「ギシャラァァァァ…!!!!!」
ギラティナが無理やり浮遊する大地に引き摺り落とされ、その重量で大地にヒビが入る。
そこに向かって──
理亞「ガチグマ!! “ぶちかまし”!!」
「──グマァァァァ!!!!!」
理亞先輩が出した大きなクマのポケモン──ガチグマが全身全霊の体当たりを食らわせて、ギラティナを吹っ飛ばす。
「ギシャラァァァァ…!!!!!」
浮遊している大地の外まで吹っ飛ばされ、そのまま“じゅうりょく”に引かれるように落下していくけど──
「ギシャラァッ!!!!!」
またすぐに宙を泳ぐようにして、かすみんたちがいる大地の周囲を旋回し始める。
かすみ「じ、“じゅうりょく”があるはずなのに……!」
理亞「マーイーカの“ひっくりかえす”の範囲外に逃げられたら、“じゅうりょく”の方向は向こうが制御出来るから意味がない……!」
そして、ギラティナは旋回をしながら──口に巨大な真っ黒い球体を集束しはじめる。
理亞「あれ、“シャドーボール”……!?」
かすみ「あ、あんなでかいの食らったらひとたまりもないですよ!?」
彼方「ムシャーナ!! “ふういん”!!」
「ムシャァ〜」
彼方先輩が、ムシャーナに“ふういん”を指示すると──ギラティナが集束させていた影の球が霧散する。
彼方「これで、“シャドーボール”は使えないよ……!」
かすみ「さすが、彼方先輩ですぅ〜!」
喜ぶのも束の間、ギラティナの目がギラリと赤く光ると──ギラティナはまた再び口に黒い球を集束し始める。
彼方「え、うそ!?」
理亞「技を“ふういん”されたっていうルールそのものを書き換えられた……!」
かすみ「なんですかそれ!? ズルじゃないですか!?」
「ギシャラァァァァ!!!!」
直後、ギラティナの口から──特大の“シャドーボール”が発射され、かすみんたちに迫ってきます。
かすみ「わーーーーー!!!? あ、あんなの避けられないーーー!!?」
ルビィ「理亞ちゃん!! “じゅうりょく”をひっくり返して!!」
理亞「……!! マーイーカ!!」
「マーイーカッ!!!」
マーイーカが鳴くと同時に──身体がフワリと浮き上がって、
かすみ「へっ!?」
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20