314: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:04:48.71 ID:9NVhM0zb0
鞠莉「ロトム、案内ありがとう」
「どういたしましてロト」
鞠莉「さて……この船の奥に、空間の裂け目がある。それで間違いないのよね?」
かすみ「はい!」
鞠莉「わかった。それじゃあ、中に入りましょう。ゴーストポケモンのテリトリーだから、全員離れないようにね。かすみ、案内お願いしていい?」
かすみ「任せてください!」
かすみんが先頭に立って、船内を歩き始め──た瞬間、バキッと音がして、
かすみ「っ!?」
ガクンと身体が落ちそうになり、
理亞「ちょっと何してんの……!」
理亞先輩が、咄嗟にかすみんの腕を掴んで引っ張り上げてくれる。
かすみ「あ、ありがとうございます……理亞先輩……」
理亞「はぁ……気を付けなさい」
お礼交じりに足元を見ると──床板が抜けていた。
彼方「ありゃー……床板が腐ってたんだねぇ……」
ルビィ「足元に気を付けて進んだ方がいいかもね……」
かすみ「で、ですねぇ……」
いきなり幸先が悪いですぅ……。
──気を取り直して。かすみんたちは船の奥へと進んでいく。
すると、急に──背筋がゾクリとした。
こ、この感覚は……。
ルビィ「……い、今……変な感じしなかった……?」
理亞「……した。なんかいる」
かすみ「あいつらです……!」
「────」「…………」「〜〜〜」
例のお化けたちがどこからともなく姿を現した。
しかも、前よりも数が多い……10匹、いや20匹はいます……!
ルビィ「ピ、ピギィィィ!!? お化け!!?」
かすみ「あいつらはゴースです!! 今、“シルフスコープ”を──」
正体を見破るために、かすみんが以前ここでゲットした“シルフスコープ”を、バッグから取り出そうとした瞬間、
鞠莉「サーナイト」
彼方「ムシャーナ」
鞠莉・彼方「「“サイコキネシス”」」
「サナ」「ムシャァ〜…」
いつの間にボールから出したのか、鞠莉先輩のサーナイトと彼方先輩のムシャーナが“サイコキネシス”でお化けを全員吹き飛ばしてしまった。
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