313: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:02:06.59 ID:9NVhM0zb0
かすみ「ひ、ひぃぃぃぃ!!? こっち来ないでくださいよぉー!!?」
鞠莉『もう、じゃれてないで真面目にやりなさい!! 幽霊船の海域に入るわよ!』
理亞『ちっ……次言ったら本気で落とすから』
かすみ「も、もう……ちょっとした冗談じゃないですか……」
彼方『いや〜みんな、楽しそうだね〜』
ルビィ『ぅゅ……大丈夫かなぁ……』
👑 👑 👑
幽霊船の海域とやらに入って数分もしないうちに──眼下の海は濃い霧に包まれ始めていました。
鞠莉『……確かにすごい濃霧ね』
彼方『海が全然見えなくなっちゃったねー……』
鞠莉『……ロトム、解析お願い』
『了解ロトー』
ロトムが鞠莉先輩の指示で、海霧を上から観察し始めると、
『パターン一致。一ヶ所だけ、発生源が違うと思われる霧があるロト。あそこに幽霊船があるロト』
すぐに目的の場所を発見する。
鞠莉『OK. そこまで、案内して』
『了解ロト』
ロトムが先導する形で、かすみんたちは霧の中へと降りて行きます。
👑 👑 👑
霧の中を進んでいくと──その中から、見覚えのある巨大な木造船が姿を現しました。
かすみ「……! これ、これです! かすみんたちが乗ったのはこの船で間違いないです!」
彼方『おー! まさしくな幽霊船! 雰囲気あるね〜』
ルビィ『ぅゅ……やっぱり、お化けとかいるのかな……』
理亞『ルビィ。私がいるから平気。何かあったら守るから』
ルビィ『理亞ちゃん……うん!』
鞠莉『甲板に降りるわよ。全員付いてきて』
かすみ「はいです!」
ルビィ『はい!』
理亞『わかった』
鞠莉先輩の指示に従って、甲板に降り立つ。
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20