302: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:48:45.33 ID:PfMOWZim0
🎹 🎹 🎹
──ゴォンッ……!!
侑「わっ……!? な、なに……? 爆発……?」
「ブイ…」
背後から、爆発音と共に、洞窟内が揺れる。
なんだか、果南さんのことが心配になるけど……。
リナ『果南さんなら、たぶん大丈夫だよ。とんでもなく強いから』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「うん……今は前に進もう」
「ブイ」
リナちゃんの言葉に頷く。
「フィオ〜」
引き続き、フィオネを追ってしばらく進むと──また、開けた空間に出た。
ただ、そこはさっきの空間とは違い──水底が見えていた。
リナ『かなり浅い……たぶん足がつくと思う』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「……ドラパルト、降りてもらっていい?」
「パルト」
ドラパルトに指示を出して──そこに降り立ってみると、水深は私の脹脛くらいまでしかなかった。
ただ、それよりも……。
侑「ここ……レンガだ……」
透き通るの水の中でクリアに見えている水底は──エメラルドグリーンをした、レンガで出来ていた。
どう見ても、人工物……。つまり……。
侑「ここは……人が作ったってこと……?」
リナ『海底洞窟じゃなくて、海底遺跡だったんだね』 || ╹ᇫ╹ ||
そんな中、
「フィオ〜」
フィオネがちゃぷちゃぷと音を立てながら、さらに奥へと進んでいく。
侑「……行こう」
「ブイ」
フィオネを追って、ちゃぷちゃぷと音を立てながら進んでいく。
不思議なことにこの空間は、何故だか不思議な光に包まれていて……携行ライトを消しても、十分視界が確保されている。
壁もだけど……足元も光っている気がする。
侑「……もしかして、このレンガが光ってるのかな……?」
リナ『見ただけじゃ私でも、何の物質で出来てるのかがわからない……』 || ╹ᇫ╹ ||
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