侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
1- 20
300: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:46:04.59 ID:PfMOWZim0

果南「“いわくだき”!!」
 「ラグッ!!!」


ラグラージは高速で泳ぎながら、壁に拳を叩きつけ、洞窟の壁を壊し──


果南「“いわなだれ”!!」
 「ラァグッ!!!」


崩れてきた岩を殴り飛ばして、“ミサイルばり”にぶつける──が、“ミサイルばり”は容易に岩を穿って、


 「ラァグッ!!!?」
果南「うわっ!?」


ラグラージに直撃する。


 「ラ、グゥゥッ…!!!」
果南「岩くらいじゃ止めらんない……!」


怯んだラグラージの目の前に、


 「ハリィィィィッ!!!!」


ハリーマンが飛び出し、ハリーマンから黒いオーラが溢れ出す──“あくのはどう”だ……!

私はすかさず、次の技の指示。


果南「“みずのちかい”!!」
 「ラグッ!!!!」


ラグラージが水面叩くと──水柱がハリーマンの真下から飛び出し、ハリーマンを打ち上げる。

それによって、照準のズレた“あくのはどう”は私の頭スレスレの場所を飛んでいく。

打ち上げられたハリーマンは──


 「ハ、リィィィィ!!!!!」


空中で体を膨らませ──洞窟の天井に全身の鋭い針を突き刺し、そのままスパイクのように天井の岩盤を噛みながら、回転して──こっちに向かって飛び出してくる。


果南「うわ……! あれ、当たったら絶対痛いじゃん……!」


飛んでくるハリーマンを前にそんな感想を呟く。

あの硬さ、鋭さの針を持った球体に突っ込まれたら──絶対、無事じゃ済まない。


果南「ただ……こっちのパンチは、それ以上だけどね……!!」
 「ラァァァーーーーグッ!!!!!」


ラグラージがみずタイプのエネルギーを一気に片腕に集束し──直後、水流噴出口からジェット噴射──スピードを乗せた最大火力の拳……!!


果南「“アクアハンマー”!!」
 「ラァァァーーーーーーーグッ!!!!!」

 「ハリィィィィ!!!!!」


2匹の攻撃がぶつかった瞬間──バキバキッ!! と音を立てながら、ラグラージの拳が、ハリーマンの全身の針を折り砕き、


 「ハ、リィッ…!!!?」


拳のインパクトと共に、膨れ上がったみずのエネルギーが──周囲の海面と岩壁を衝撃で抉り取った。

爆発のような音と共に、海底洞窟を揺らし──嵐の中かと見紛うほどに激しく波立つ向こうで……。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice