297: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:41:50.78 ID:PfMOWZim0
侑「は、ハリーセン……──じゃない……!?」
目の前にいたのは、ハリーセンをそのまま大型化して凶悪にしたような姿をしたポケモンだった。
果南「まさか、ハリーマン……!? ハリーセンの進化した姿だ!!」
侑「ハリーセンの……進化系……!?」
「ハリィ…!!!!」
ハリーマンは全身の針をさらに伸ばし──それが私たちに迫ってくる。
果南「“アームハンマー”!!」
「ラグッ!!!!」
その針ごと水中に叩き落とす勢いで、ラグラージが大きな拳を使ってハリーマンに攻撃する。
……が、
「ハリィ…!!!!」
ハリーマンは水中に沈むどころか──その針をラグラージの拳に突き刺して、攻撃を耐えている。
「ラ、グゥ…!!!」
侑「くっ……!!」
私はダイビングスーツの腕のボタンを押して、
「──パルトッ!!!!」
侑「ドラパルト!! “ドラゴンアロー”!!」
「パルトッ!!!!!」
「メシヤーーーーッ!!!!!」「メシヤーーーーッ!!!!!」
ドラパルトを繰り出し、“ドラゴンアロー”で攻撃する。
至近距離から音速で飛んでくる矢を受けたハリーマンは、
「ハリッ…!!!」
さすがにノックバックし、ラグラージの拳に突き刺さった針が抜ける。
侑「果南さん! このポケモンは私がどうにかします! だから、果南さんは先に奥へ──」
果南「いや……!! 先に行くのは私じゃない……!」
「ラグッ!!!!」
ラグラージが水面を高速で泳いでハリーマンに接近して、フックによる拳撃を叩きこみ、さらに畳みかけるように両手で上から押さえつける。
もちろん、全身針だらけのハリーマンはここぞとばかりに、ラグラージに針をぶっ刺しまくる。
「ハリィッ…!!!!」
侑「か、果南さん……!? 何して……!?」
果南「フィオネの“おや”は誰!? ここまで来た目的は何!?」
侑「……!」
果南「ここは私に任せて……! こいつに侑ちゃんの邪魔はさせないからさ!!」
侑「ドラパルト……!!」
「パルトッ!!!」
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