295: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:40:16.71 ID:PfMOWZim0
「ゲルゥ」
「ゼルゥゥゥゥッ!!!!?」
ブイゼルからエネルギーを吸い取った。
「ゼ、ゼルゥゥゥ…」
体力を吸いつくされて気絶したブイゼルは──ブルンゲルが解放すると、そのまま海底へと沈んでいった。
善子『……確かに、あれだけの芸当が出来る実力があるんだもの。ちょっとやそっと空気層に温度変化を与えても対応してくるわよね、でも──』
ゲッコウガは氷のクナイと──“ねっとう”で作ったクナイを海の水に霧散させた。
善子『冷たいのと熱いので2ヶ所を同時に斬られたら、さすがの達人でもうまくいかなかったみたいね』
曜『やるぅー! さすが、善子ちゃん!』
善子『ヨハネだっつってんでしょ』
曜『それにしてもよく気付いたね、あの2匹の使ってる能力に……』
善子『無視すんじゃないわよ! ま……ヨハネアイに掛かればこんなもんよ。これでも伊達にポケモン博士やってるわけじゃないってこと』
曜『お陰で助かったよ……ありがとう。それにしても……さっきの2匹って、やっぱり……』
善子『ええ。あの洞窟にある、特別な何かを守るための特別なポケモンに違いないわ。私の勘はそう言ってる』
曜『侑ちゃんと果南ちゃんを追いかけよう……!』
善子『そうね。思ったより時間食っちゃったし、急ぐわよ……!』
私たちは侑たちを追って、海底洞窟へと急ぐ。
🎹 🎹 🎹
──海中洞窟を進むと……。
侑『……!? 果南さん、あれ……!』
果南『海面だ……』
ランターンで照らしながら海中を進んでいると──上の方に、海面が見えた。
果南『ラグラージ、ゆっくり上昇して』
「ラグッ!!!」
ラグラージが果南さんの指示で海面に顔を出すと──
侑『ここ……完全に空洞になってる……?』
そこは身体が浸かるくらいの深さの水こそあるものの、上の方は完全に水のない、大きな空洞になっていた。
しかも仄かに壁が光っている気がする……。
果南『ヒカリゴケが自生してる……? 海底洞窟に……? あ、侑ちゃん、まだレギュレーター外さないでね。リナちゃん』
リナ『多少酸素濃度が低いけど……呼吸は出来ると思う。長時間は危ないかも』 || ╹ᇫ╹ ||
果南『わかった』
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