279: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/25(日) 10:24:12.12 ID:PfMOWZim0
🎹 🎹 🎹
──すっかり日も暮れて……夜の時間が訪れた頃……。
善子「んー……あーよく寝た……。……ん?」
侑「……ぅ……ぎもぢわるい……」
「ブイ…」
私は横になったまま、世界がぐるぐる回る感覚に苦しんでいた。
善子「あー……完全に波に酔ったわね。……眠れた?」
侑「正直、あんまり……ぅぅ……」
善子「まあ、でしょうね……」
寝袋の中で丸くなって唸っていると、
曜「──善子ちゃん、おはよ……って、侑ちゃん大丈夫!? もしかして、酔った!?」
リナ『顔色が真っ青……』 || > _ < ||
果南「あー、まあ最初はそうなるよねー……」
リナちゃん、曜さん、果南さんが、心配そうに声を掛けてくれる。
善子「私が面倒見るから、曜と果南はさっさと休みなさい」
曜「で、でも……」
善子「夜になったら交替するって話だったでしょ。それにどっかの誰か曰く、海上では規律が大事らしいわよ? 聞いてもいないのに、何度もその話をされたから間違いないわ」
曜「う……わ、わかったよ……。侑ちゃんのこと、お願いね」
侑「ずびばぜん……ぅ……」
果南「無理しちゃダメだよ。それじゃ善子ちゃん、あとよろしくね」
曜さん、果南さんが休息に準備に入る。
善子「侑、起きられそう?」
侑「ど、どうにか……」
私はヨハネ博士に支えてもらいながら、どうにか寝袋から這い出て、ホエルオーの頭の方へと移動して腰を下ろす。
善子「しんどいと思うけど、こればっかりは慣れるしかないから……」
侑「は゛い゛……ぅぅ……」
ヨハネ博士が背中をさすってくれる。
善子「吐きそう……?」
侑「……とり、あえず……だいじょうぶ……です……」
善子「吐きそうになったら言いなさい。吐いちゃった方が楽になるから」
侑「は゛い゛……っ……」
「ブイィ…」
侑「だいじょうぶ……ごめんね、心配……かけて……ぅ……」
心配そうに鳴くイーブイを撫でながら答える。
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