270: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/24(土) 11:54:04.03 ID:ITfcLIGe0
かすみ「え!? 彼方先輩がですか!?」
海未「彼女の実力は私が直接確認しましたが……恐らくジムリーダーかそれ以上の実力を持ったトレーナーだと判断しました。彼女が最年長ですし、今回はまとめ役をお願いしたいと思います。理亞、ルビィ、いいですか?」
理亞「私は構わない。実際、その人が強いのは見ればわかるし……」
ルビィ「ルビィも大丈夫です! それに……今回ルビィには他の役割があって、リーダーみたいなのは難しいから……」
かすみ「ウルトラビーストに関してはどうするんですか? 彼方先輩には寄ってきちゃうんですよね?」
海未「やぶれた世界に突入するまでは鞠莉がいますし……突入後なら関係がないので。……それに、本来市街地が近くなければ、彼女一人でも十分対処出来るだけの実力があります」
彼方「それに、今ならルビィちゃんも理亞ちゃんもかすみちゃんも、彼方ちゃんが守ってあげなくても十分に戦える人だからね〜♪」
海未「というわけで、『やぶれた世界調査』班は、鞠莉、彼方、ルビィ、理亞、かすみ。この5人にお願いします」
果南「『マナフィ捜索』班は私、曜、侑ちゃんと……」
善子「人数的に私はマナフィの方ね」
曜「善子ちゃんなら、海中戦も出来るしね!」
善子「まあ、エキスパートの貴方たちほどじゃないけどね……」
侑「果南さんに曜さんにヨハネ博士……す、すごい人たちばっかりだけど……わ、私も頑張ります!」
「ブイ!!」
果南「大船に乗った気持ちでいていいよ♪」
曜「海でのことなら任せて♪」
善子「何かあっても、ヨハネが守ってあげるから。安心なさい」
侑「は、はい!」
こ、この3人……頼もしすぎる……!
海未「概ね話したいことは話せましたね。それでは、今現在を持って、『マナフィ捜索』及び『やぶれた世界調査』作戦を開始します! 皆さん、ご武運を」
こうして、二つの調査がスタートした──
🎹 🎹 🎹
私たちが研究所を出て出発しようとすると、
海未「理亞、ちょっと待ってください」
理亞「? 何?」
海未さんが理亞さんを呼び止める。
海未「このポケモンを連れて行ってください」
そう言って、理亞さんにモンスターボールを1個手渡す。
理亞「この子は……」
海未「聖良のマーイーカです」
理亞「……! ねえさまの……?」
海未「特別に許可を取りました。彼女のマーイーカはやぶれた世界でも自由に動けるように訓練を受けていると聞きました。理亞の言うことなら聞くと思うので……」
理亞「……うん。ありがとう、海未さん」
理亞さんは海未さんにお礼を言って、モンスターボールを受け取る。
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