266: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/24(土) 00:27:13.68 ID:ITfcLIGe0
しずく「なら、私のお願いを聞いてくれませんか?」
せつ菜「……? お願い……?」
しずく「今後……もし、私に何かあったら。一度だけでいいので、私を無条件で助けてください。……あ、果林さんからのお仕置きは別ですよ♡」
せつ菜「……? どういうことですか……?」
しずく「……せつ菜さんから見て、私は悪に染まって、悪に狂っているんですよね? なら、そんな悪人の私を無条件で助けたりしたら──せつ菜さんも立派な悪人ですよ♡」
せつ菜「しずくさん……」
しずく「どうですか?♡」
彼女は相変わらず何を考えているのかわからない笑顔を向けながら言う。
でも……なんとなく、それは迷っている私に対しての、しずくさんなりの優しさに感じた。
せつ菜「……わかりました。……私は貴方を助けましょう」
しずく「ふふ♡ 契約成立ですね♡ 約束ですよ♡」
奇妙な協力関係だけど……今は少しだけ、彼女に背中を預けてもいいかもしれない。そんな風に思ったのだった。
しずく「はーい、歩夢さん♡ 次はお水ですよ〜♡ ストローでゆっくり飲んでくださいね〜♡」
歩夢「…………」
「──ジェルルップ…」
………………
…………
……
🎙
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